東京都港区のオフィスビルを取得、シーラホールディングス
シーラホールディングスは2025年6月24日、東京都港区西麻布一丁目所在の「西麻布千歳ビル」を取得した。同社の麻布エリア保有資産は既存3棟に本件を加えて計4棟となる。
対象物件は地上5階、地下2階の鉄骨鉄筋コンクリート造で、延床約303坪。1988年竣工ながら、事務所と店舗の複合用途に対応できる汎用性を備え、六本木・青山エリアに隣接する西麻布の交差点至近という立地優位性を有する。
シーラグループは、直近ブラックロック系私募ファンドへ「SYFORME」4棟を譲渡した一方で、自社初のオフィスビル「SYLA TOYOCHO」を竣工した他、クラウドファンディング「利回りくん」で箱根ヴィラ案件も組成した。これら一連の取り組みにより、レジデンス・宿泊・オフィスとアセットタイプを広げつつ、資金調達手法を多層化し、キャッシュフロー基盤を着実に強化している。
同社は本件取得に際し「都心部の収益不動産取得と運用を通じ、安定した資産形成と価値向上を図る」と説明し、総合不動産・建設・不動産テック・再生可能エネルギーなど多角的事業を組み合わせて企業価値向上を目指す姿勢を示す。
物件概要
物件名称:西麻布千歳ビル
買主:株式会社シーラホールディングス
取引価格:非公表
所在地:東京都港区西麻布一丁目4-38
最寄駅:東京メトロ千代田線 「乃木坂」駅 徒歩6分
竣工年月:1988年9月
規模:地上5階/地下2階
面積:延床面積 約303坪