大阪府茨木市の大規模多機能物流施設が全棟完成、日本GLP

日本GLP株式会社は8月7日、大阪府茨木市で開発を進めてきた大規模多機能型物流施設「GLP ALFALINK 茨木」（全3棟、総延床面積約96,800坪）の建設が完了したと発表した。総投資額は約800億円で、全体契約率は97％に達している。関西圏では初の「ALFALINK」ブランド案件であり、17社が入居する。

今回竣工した「GLP ALFALINK 茨木3」は免震PC造・地上6階建て、延床面積は約34,903坪。1階は両面バース、2～6階は片面バースを採用し、ダブルランプウェイにより全階でトラックが直接乗り入れ可能とした。館内にはカフェテリアやドライバー用シャワー、共用ラウンジを設け、働き手の快適性向上と長時間待機の解消を図る。また、一部区画には冷凍・冷蔵機能を備え、温度管理が求められる貨物にも対応できる。

開発地は府道14号沿いで、名神・近畿・中国自動車道が交差する吹田JCTから約6.2kmに位置し、2時間で関西の11府県・約2,800万人へ配送可能なポジションを確保する。隣接する大型商業施設と一体で計画されており、物流と商業が融合するハイブリッド集積エリアとなる。

案件概要

• 名称：GLP ALFALINK 茨木3

• 事業主：日本GLP株式会社

• 所在地：大阪府茨木市南目垣3-2-1

• 最寄IC：名神高速道路「茨木」IC 約5.5km／近畿自動車道「摂津北」IC 約3.7km

• 建物規模：地上6階

• 延床面積：約34,903坪

• 着工：2023年11月22日

• 竣工：2025年7月