新御徒町の賃貸マンションを取得、旭化成不動産レジデンス
旭化成不動産レジデンスは2025年3月、東京都台東区三筋所在の賃貸マンション「ラブールミノワ」を、株式会社ルーフから取得した。ルーフは2024年9月に同物件を取得し、わずか半年での売却となった。
都営大江戸線「新御徒町」駅から徒歩5分、浅草橋駅や蔵前駅も徒歩圏の立地で、周辺は中小事務所ビルと住宅街が交錯するゾーンに位置する。特に御徒町〜蔵前エリアは、近年インバウンド対応の宿泊施設やカフェ等の小規模開発が進んでおり、住宅需要とともに投資家からの注目も高まっている地域である。
本物件は2008年4月竣工、地上10階建・鉄筋コンクリート造の共同住宅で、27〜29㎡の1Kと約42㎡の1LDKで構成される。周辺賃料は大幅な上昇基調にあり、コロナ禍前に13,000円程度だった蔵前駅徒歩5分圏内の坪単価は足元16,000円を上回る水準に至った(「estie レジリサーチ」を元に編集部にて調査)。
買主の旭化成不動産レジデンスは、従来新築物件の開発を中心に事業を推進してきたが、近年では良質な既存ストックの取得・再生にも注力している。本件は、同社の持つブランドとそれに伴うリーシング力で取得後も収益アップ余地が見込めるものと考えられる。
物件概要
物件名称:ラブールミノワ
買主:旭化成不動産レジデンス株式会社
売主:株式会社ルーフ
取引価格:非公表
所在地:東京都台東区三筋二丁目8-4
最寄駅:都営大江戸線「新御徒町」駅 徒歩約5分
竣工年月:2008年4月
規模:地上10階建
面積:延床面積 約1,053㎡