熊本県大津町で物流施設が竣工 日本GLP

日本GLPは、熊本県大津町で物流施設「GLP 熊本大津」を竣工した。近鉄ロジスティクス・システムズが専用施設として一棟利用し、延床面積は約4,003坪である。
施設は地上4階建ての耐震S造で、床荷重1.5t/㎡を確保する。荷物用エレベーターと垂直搬送機を設置し、効率的な物流オペレーションに対応する。全館に空調設備を備え、CASBEE認証を取得予定である。LED照明を導入し、入居企業の脱炭素化への取り組みをサポートする。
熊本県への半導体関連企業の進出により、2022年から2031年までの10年間で累計11兆2,000億円規模の経済波及効果が見込まれる。施設はTSMCや東京エレクトロンなどが集結する半導体産業団地の近隣に位置し、熊本空港から約7km、九州縦貫自動車道「熊本IC」から約11kmの立地にある。近鉄ロジスティクスは当施設を九州における半導体戦略の旗艦拠点として利用する予定である。
九州エリアでは半導体産業の成長に伴い、先進的物流施設への需要が高まっている。熊本県内では2025年から2027年にかけて複数の物流施設が竣工予定で、熊本市東区戸島町では2件の大規模マルチテナント型施設の開発が進行中である。(estieの物流リサーチデータを基に編集部にて調査)。
物件概要
名称:GLP 熊本大津
事業主:日本GLP株式会社
所在地:熊本県菊池郡大津町大字杉水3713-1他
最寄駅:JR豊肥本線「肥後大津」駅 徒歩32分
着工:2024年10月
竣工:2025年10月
規模:地上4階建て
面積:延床面積 約4,003坪