千葉・幕張の賃貸住宅を売却、スターツプロシード投資法人

スターツプロシード投資法人は6月13日、千葉市幕張本郷の賃貸住宅「プロシード幕張本郷２」を264百万円で売却すると発表した。売買契約は7月2日、決済は8月1日を予定し、帳簿価格との差額は約48百万円の売却益となる見込みだ。

対象物件はJR総武線幕張本郷駅から徒歩10分に位置する地上4階建・延床約1,375㎡の鉄骨造レジデンスで、1989年9月竣工。総戸数22戸の稼働率は95.5％と安定しており、年間賃料収入は約20百万円。周辺は住宅と生活利便施設が混在する準郊外エリアで、シングル層の実需が底堅い。

売り手である同リートは築35年目を迎える本物件について、今後の設備更新・修繕負担がNOIを圧迫すると判断し資本効率の向上を優先したが、賃貸収入は堅調であり、幕張本郷駅から徒歩10分圏内のマーケットにおいて、賃料坪単価は5年前比で12％超上昇している（「estie レジリサーチ」を元に編集部にて調査）。売り先は国内事業会社だが、キャピタルマーケットにおいても都心部に限らず郊外レジデンスで高い流動性が維持されていることを示す取引事例であると言える。

物件概要

• 物件名称：プロシード幕張本郷２

• 買主：国内事業会社（非公表）

• 売主：スターツプロシード投資法人

• 取引価格：約264百万円

• 所在地：千葉県千葉市花見川区幕張本郷五丁目19-13

• 最寄駅：JR総武線 幕張本郷駅 徒歩10分

• 竣工年月：1989年9月

• 規模：地上4階、22戸

• 面積：延床面積 約1,375㎡