千葉県八千代市にマルチテナント型物流施設を着工、日本GLP

日本GLPは7月3日、千葉県八千代市吉橋工業団地で延床約15,125坪のマルチテナント型物流施設「GLP八千代Ⅵ」を着工した。竣工は2026年12月末を予定し、八千代市での開発は6棟目となる。

対象地は東関東道「千葉北IC」から約11km、京葉道路「花輪IC」から約10km、国道16号にも近接し、千葉県内配送と首都圏広域配送の双方に適する。東葉高速線「八千代緑が丘」駅から徒歩15分圏内で住宅集積地に隣接し、人材確保面でも優位性を持つ。施設は耐震S造地上4階、最大5テナント対応で、庫内は最小区画約2,300坪から分割賃貸が可能。100台超の駐車場と約968坪の緑地を整備し、太陽光発電設備を搭載してZEB ReadyとCASBEE認証の取得を目指す。

入居企業は、グループ会社プラスオートメーションが提供するロボット・サブスクリプション「RaaS」の導入支援や、物流課題をワンストップで解決する「GLPコンシェルジュ」の活用が可能であり、施設運営と自動化を低コストで実現できる点も強みだ。

日本GLPは6月、大阪湾岸で全館冷凍冷蔵仕様の「GLP南港Ⅱ」を着工し、茨城県境町で「GLP境古河Ⅰ」を竣工。さらに東京都板橋区では佐川急便専用の都市近接型施設「GLP板橋」を計画しており、冷凍冷蔵拠点と都市型小規模案件を組み合わせ、多様化する荷主要件に応える開発パイプラインを拡充している。

施設概要

• 名称：GLP八千代Ⅵ

• 事業主：日本GLP株式会社

• 所在地：千葉県八千代市吉橋1824-1

• 最寄駅：東葉高速線「八千代緑が丘」駅 徒歩約15分

• 規模：地上4階

• 面積：延床面積 15,086.65坪

• 着工：2025年7月

• 竣工：2026年12月末（予定）