半蔵門のオフィスを売却、ファンドを組成 クリアル
クリアルは2026年3月、東京都千代田区麹町一丁目の「CREAL SQUARE半蔵門」をクレビー合同会社へ売却し、同物件を対象とする不動産ファンドの運用を開始した。同社は2025年9月、不動産事業を手掛けるアトムから同物件を取得していた。
物件は東京メトロ半蔵門線「半蔵門」駅から徒歩3分に位置する。2023年3月竣工の地上9階建てで、基準階面積は約57坪。竣工時は三菱地所が所有し、2023年10月にアトムへ売却されていた。
半蔵門駅徒歩5分圏内・基準階面積50~100坪のオフィスビルの空室率は、一時10%を超えていたが、その後は低下し、2026年7月末時点で約4.8%となった(「estie オフィスリサーチ」をもとに編集部にて調査)。一方、本物件はファンド募集時点で全区画が空室だった。クリアルはリーシングを進め、2026年10月頃の安定稼働を見込む。

同物件は、不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL」の第140号ファンド「半蔵門オフィス」として運用される。クラウドファンディング募集額と銀行借入額を合わせたファンド総額は42億5,700万円。想定利回りは年5.9%で、このうち5.7%相当をキャピタルゲインが占める。リーシング後の売却益を主な収益源とし、2029年3月まで運用する。
クリアルは「CREAL」を通じ、一棟レジデンスやホテル、オフィスなどを対象とする不動産ファンドを組成している。2026年4月には「文京千石レジデンス」、同年7月には「大阪北船場ホテル」を組成。2026年7月末時点の累計GMVは約1,133億円となった。
物件概要
- 名称:CREAL SQUARE半蔵門
- 売主:クリアル株式会社
- 買主:クレビー合同会社
- 所在地:東京都千代田区麹町一丁目7-20
- 最寄駅:東京メトロ半蔵門線「半蔵門」駅 徒歩3分/東京メトロ有楽町線「麹町」駅 徒歩7分/東京メトロ半蔵門線・南北線・有楽町線「永田町」駅 徒歩10分
- 売却日:2026年3月13日
- 竣工:2023年3月
- 規模:地上9階(鉄骨造)
- 面積:基準階面積 約57坪/延床面積 約528坪
- 用途:事務所
ファンド概要
- ファンド名称:半蔵門オフィス
- GMV:4,257百万円
- 想定利回り:年5.9%(インカムゲイン0.2%/キャピタルゲイン5.7%)
- 想定運用期間:2026年3月13日~2029年3月30日