福岡市博多区で中規模オフィスビル竣工、中央日本土地建物

中央日本土地建物グループは6月30日、「中央日土地博多駅前ビル」の竣工を発表した。本物件はJR・地下鉄空港線「博多」駅徒歩7分の住吉通り沿いに位置し、容積率緩和や行政PRなどの優遇措置が受けられる福岡市の認定制度「博多コネクティッドボーナス」を取得した環境配慮型オフィスだ。
本物件は、既存建物の地下2階から地上2階までの躯体を残し、その上に中間免震層を挟んで新築部分を積層するハイブリッド構造を採用することで、従来の建て替え方式と比べてCO₂排出量を解体時52%、新築時37%削減している。基準階貸室は約236坪、最小36坪から分割可能で、全フロアに自然換気に対応したテラスを備える。2階にはWi-Fiを完備したパブリックラウンジを設け、ワーカーのウェルビーイングと街の回遊性向上を図る。事業主は中央日本土地建物、設計・施工は竹中工務店が担当し、2023年9月着工から約21か月での完成となった。
物件概要
物件名称:中央日土地博多駅前ビル
事業主:中央日本土地建物株式会社
所在地:福岡市博多区博多駅前3丁目4-1
最寄駅:JR各線「博多」駅 徒歩7分/福岡市地下鉄空港線「博多」駅 徒歩5分
規模:地上13階・地下2階
延床面積:約3,934坪
着工:2023年9月
竣工:2025年6月