小平の新築商業施設でSTO ケネディクス
ケネディクスは2026年12月10日、東京都小平市小川東町三丁目の商業施設「FLAT小平」を裏付け資産とする不動産セキュリティ・トークン(ST)の運用を始める。
組成にあたり、ケネディクスが株式の99.99%を持つKRTS10が本物件の不動産信託受益権を取得し、同日に農中信託銀行へ信託譲渡する。アセット・マネージャーはケネディクス子会社のKDX STパートナーズが務める。
売主は非開示だが、11月4日時点の信託目録上の受益者はKRF83特定目的会社。同社が本物件を新築し、2026年1月に三井住友信託銀行に信託していた。
物件は西武拝島線「萩山」駅から徒歩6分、西武多摩湖線「八坂」駅から徒歩7分に位置する。隣接地などでは計約1,200戸の分譲マンションの開発が進んでいる。
建物は地上4階建てで、延床面積は約4,387坪。2026年1月に竣工し、2月に開業した。1・2階に食品スーパー「オーケー」、ドラッグストア「サンドラッグ」、100円ショップ「ダイソー」などが入り、3・4階と屋上などに計251台の駐車場を備える。
2026年8月末時点のエンドテナント数は17、稼働率は91.9%で、オーケーが賃貸可能面積の39.9%を占める。プライムプレイスがマスターリース会社として一括賃借し、パス・スルー型で各テナントに転貸している。8月末時点の鑑定評価額は73億円、鑑定評価上のNOIは2億8,029万円。
資金は、ST発行で24億6,720万円、三十三銀行からのタームローンで47億4,500万円を調達する(別に消費税ローン3億700万円を借り入れる)。鑑定評価額に対するLTVは65.0%。販売はSBI証券が引き受け、STの発行・管理には「Progmat ST」を使う。
商品名は「ケネディクス・リアルティ・トークン FLAT小平(デジタル名義書換方式)」。1口10万円(うち4,000円は引受人手取金)で25,700口を発行し、12月1~9日に1口以上1口単位で申し込みを受け付ける。運用期間は2032年1月期末までの約5年2カ月で、同期間中に物件を売却する方針だ。最長で2035年1月末まで延長する場合がある。
取得概要
- 名称:FLAT小平
- 買主:株式会社KRTS10(ケネディクス株式会社が99.99%出資)
- 売主:非開示(信託目録上の受益者:KRF83特定目的会社〈2026年11月4日時点〉)
- 取得対象:不動産信託受益権(不動産信託受託者:三井住友信託銀行株式会社、建物の信託設定:2026年1月30日)
- 取得予定日:2026年12月10日(同日に農中信託銀行株式会社へ信託譲渡)
- 鑑定評価額:7,300百万円(2026年8月31日時点、大和不動産鑑定株式会社)
- NOI利回り:3.8%(鑑定評価額ベース、鑑定NOI)
- 借入:株式会社三十三銀行/タームローン4,745百万円、消費税ローン307百万円(いずれも円TIBOR基準の変動金利)、鑑定LTV 65.0%
- 所在地:東京都小平市小川東町三丁目2708-24ほか(地番)
- 最寄駅:西武拝島線「萩山」駅 徒歩6分/西武多摩湖線「八坂」駅 徒歩7分
- 竣工:2026年1月
- 開業:2026年2月
- 規模:地上4階(鉄骨造)
- 用途:店舗・駐車場・診療所
- 面積:敷地面積 約1,997坪/延床面積 約4,387坪/賃貸可能面積 約1,832坪
- 駐車場:251台
- 稼働率:91.9%(2026年8月末時点、エンドテナント数17)
- 主なテナント:オーケー株式会社(賃貸可能面積の39.9%)
- 建築主:KRF83特定目的会社
- マスターリース会社・PM会社:株式会社プライムプレイス(パス・スルー型)
ST概要
- 商品名:ケネディクス・リアルティ・トークン FLAT小平(デジタル名義書換方式)
- 発行者:農中信託銀行株式会社(受託者)/株式会社KRTS10(委託者)
- アセット・マネージャー:KDX STパートナーズ株式会社
- 精算受益者:ケネディクス株式会社
- 引受人:株式会社SBI証券
- 発行口数:25,700口
- 発行価格:1口100,000円(発行価額96,000円)
- 1口当たりNAV(試算値):108,900円
- 申込期間:2026年12月1~9日
- 運用開始日:2026年12月10日
- 運用期間:2032年1月期末まで(最長2035年1月末まで延長の可能性あり)
- プラットフォーム:Progmat ST