名古屋市で都市型物流施設が竣工、大林組

大林組は2025年5月31日、名古屋市瑞穂区で開発を進めていた都市近接型物流施設「OAK LOGISTICS CENTER 名古屋」が竣工したと発表した。

同施設は名古屋都心から約4km、名古屋高速「高辻」出入口約1kmに位置し、関東・関西圏への広域配送と市内ラストワンマイルの両立を図るロケーションを備える。建物はS造地上4階、延床面積約7,085坪で、2区画への分割賃貸も可能。床荷重1.5t/㎡・梁下5.5mを確保し、トラックバース14台を1階高床式で配置する。DC出力約800kWの太陽光発電設備を屋上に設置し、再生可能エネルギーを直接供給する。これにより施設電力需要の約8割を再エネで賄い、年間86tのCO2排出削減が見込まれる。CASBEE AランクとZEB認証も取得済みで、サステナビリティの観点でも優位性を備える。

大林組は「OAK LOGISTICS CENTER」シリーズの拠点網を拡充しており、本件を都心近接型の旗艦としてサプライチェーン効率化需要を取り込む考え。環境性能と運営効率を両立させた物流プラットフォームの拡大を継続する。

施設概要

• 物件名称：OAK LOGISTICS CENTER 名古屋

• 事業主：株式会社大林組

• 所在地：愛知県名古屋市瑞穂区高辻町14-16

• 最寄IC：名古屋高速「高辻」出入口約1km/同「堀田」出入口約2km

• 規模：地上4階

• 面積：延床面積 約7,085坪

• 着工：2023年12月1日

• 竣工年月：2025年5月31日