札幌市中央区に複合街区を開発、JR北海道・ミサワホーム北海道
JR北海道とミサワホーム北海道は7月23日、JR桑園駅西側の旧社宅跡地約3,515坪にて、複合街区「桑園クワノワ・スクエア」を整備する再開発を発表した。計画全体の完成は2027年3月を予定し、商業・医療機能を備えた多世代型住宅ゾーンを形成する。
A街区では分譲マンション「アルビオ・ステーション札幌桑園」(114戸)を開発し、B街区はRC造8階建の賃貸住宅(56戸)とS造3階建の商業棟(ジェイ・アール生鮮市場・クリニック予定)で、いずれの街区も2027年竣工を予定。C街区の「ジュノール桑園EAST/WEST」は既に竣工済みであり、11階建2棟・賃貸76戸。3街区合計の延床面積は約7,653坪、総戸数は246戸となる。
JR北海道は中期経営計画2026で「開発・関連事業の拡大」を掲げ、駅近遊休地を共同事業方式で開発し、販売益と賃料収入を併せて確保する戦略を進める。一方ミサワホーム北海道は、同日発表の函館駅隣接地でトレーラーハウス型無人ホテル「JRモバイルイン函館」(2026年開業予定)を公表したほか、ZEH-M分譲「アルビオ・ガーデン北31条」(2024年完成)や定期借地賃貸「ASMACI MAISON札幌大通東」(2024年完成)など新規開発を続けており、JR北海道との協業を軸に駅近・中心部のストック戦略を強化している。
施設概要
名称:桑園クワノワ・スクエア
事業主:北海道旅客鉄道株式会社、ミサワホーム北海道株式会社
A街区:分譲住宅「アルビオ・ステーション札幌桑園」
所在地:北海道札幌市中央区北11条西18丁目36-138(EAST)/36-139(WEST)
最寄駅:JR函館本線「桑園」駅 徒歩6分
着工:2025年6月予定
竣工年月:2027年3月下旬予定
規模:地上11階建2棟(EAST/WEST)
総戸数:114戸(EAST 57戸/WEST 57戸)
面積:延床面積 約9,600㎡(2棟合計)
B街区:賃貸住宅+商業棟(ジェイ・アール生鮮市場ほか)
所在地:北海道札幌市中央区北11条西18丁目(地番未定)
最寄駅:JR函館本線「桑園」駅 徒歩6分
着工:2025年8月予定
竣工年月:2027年3月予定
規模:地上8階建(賃貸住宅)+地上3階建(商業棟)
総戸数:56戸(予定)
面積:延床面積 約9,900㎡
C街区:賃貸住宅「ジュノール桑園 EAST/WEST」
所在地:北海道札幌市中央区北12条西18丁目36-159
最寄駅:JR函館本線「桑園」駅 (EAST棟)徒歩7分/(WEST棟)徒歩8分
着工:2022年秋
竣工年月:2024年2月
規模:地上11階建2棟(一部3階建)
総戸数:76戸(EAST 38戸/WEST 38戸)
面積:延床面積 約5,820㎡(EAST 2,877.09㎡+WEST 2,942.35㎡)