「JR南新宿ビル」対象のファンドに出資 第一生命保険・野村不動産
JR東日本不動産投資顧問(JAM)が運用する、渋谷区代々木二丁目のオフィスビル「JR南新宿ビル」を対象とした私募ファンドに、第一生命保険と野村不動産が新たに出資した。両社がJAMの組成した不動産私募ファンドに出資するのは今回が初めて。あわせてリファイナンスを2026年10月1日に実施し、今後は長期保有を前提に運用する。
物件は「新宿」駅から徒歩4分に位置する。JR東日本が2012年に開発した地上18階・地下4階建てのビルで、基準階面積は約559坪。TOTOやソニー生命保険などが入居する。3社は、ターミナル駅の徒歩圏という立地の希少性と物件スペックの高さから、市場環境の変化の影響を受けにくく長期保有に適した物件だとしている。
JAMは2021年12月、特別目的会社の合同会社はやぶさ1号を通じてJR東日本から同ビルを取得し、同ファンドの運用を始めた。匿名組合員は第一生命保険、野村不動産、JR東日本、JR東日本ビルディングの4社で、資産規模は公表していない。
JAMは、JR東日本などが2021年に設立した。JR東日本は、自社が開発・保有する物件をJAMの組成するファンドへ売却し、得た資金を成長分野へ再投資する回転型のビジネスモデルを掲げている。グループ外の物件では、2025年7月に東京建物が開発した物流施設2棟を取得している(参考記事:東京建物から物流施設2棟を取得、JR東日本不動産投資顧問)。
ファンド概要
- SPC名称:合同会社はやぶさ1号
- アセットマネージャー:JR東日本不動産投資顧問株式会社
- 匿名組合員:第一生命保険株式会社/野村不動産株式会社/東日本旅客鉄道株式会社/株式会社JR東日本ビルディング
- 運用開始日(リファイナンス日):2026年10月1日
- 資産規模:非公表
- 発表日:2026年10月23日
- 運用資産:JR南新宿ビル
- 所在地:東京都渋谷区代々木二丁目1-5
- 最寄駅:JR各線「新宿」駅 徒歩4分
- 竣工:2012年6月
- 規模:地上18階/地下4階(S造、一部RC造・SRC造)
- 面積:敷地面積 約1,547坪/延床面積 約16,743坪/基準階面積 約559坪
- 環境認証:DBJ Green Building認証(4つ星)