松戸市で物流施設が着工 阪急阪神不動産

阪急阪神不動産は千葉県松戸市において、物流施設「ロジスタ松戸」の新築工事に着手した。同社の「ロジスタ」シリーズは関西圏を中心に展開してきたが、首都圏での開発は「ロジスタ横浜港北」(2010年竣工)以来16年ぶりとなる。2027年2月末の竣工を予定している。
計画地は北松戸工業団地内に位置し、外環道「三郷南IC」まで約3.5km、「松戸IC」まで約5.1kmと高速道路へのアクセスに優れる。2018年の外環道全線開通以降、千葉県北西部は物流拠点としての価値が高まっており、大手デベロッパーの進出が相次いでいる。同社が外環道沿線を首都圏再参入の地に選んだ背景には、こうした市場環境の変化があるとみられる。
施設は鉄骨造4階建てのボックスタイプで、延床面積は約4,100坪の中規模施設。床荷重1.5t/㎡、天井高5.5mを確保し、汎用性の高い設計となっている。1階には計9台分のトラックバースを設置し、荷物用エレベーター(最大積載量4.1t)と垂直搬送機により上下階への効率的な搬送が可能だ。事務所区画は2階のワンフロアに集約し、従業員間のコミュニケーション促進を図る。環境面では「ZEB Ready」認証を取得予定である。
同社は関西圏で「ロジスタ・ロジクロス茨木彩都A棟」(延床約35,000坪)など大型施設を含む計10施設を展開しており、首都圏市場への本格参入に向けた橋頭堡としての位置づけがうかがえる。
「ロジスタ」シリーズ展開一覧
エリア | 施設名 | 延床面積 | 竣工時期 |
首都圏 | ロジスタ横浜港北 | 約6,300坪 | 2010年10月 |
首都圏 | ロジスタ松戸(本件) | 約4,100坪 | 2027年2月(予定) |
関西 | ロジスタ大東 | 約7,000坪 | 2016年8月 |
関西 | ロジスタ京都上鳥羽 | 約4,200坪 | 2020年7月 |
関西 | ロジスタ・ロジクロス茨木彩都A棟 | 約35,000坪 | 2021年5月 |
関西 | ロジスタ・ロジクロス茨木彩都B棟 | 約9,300坪 | 2021年5月 |
関西 | ロジスタ大阪松原 | 約4,200坪 | 2024年1月 |
関西 | ロジスタ豊中 | 約2,500坪 | 2024年2月 |
関西 | ロジスタ北伊丹 | 約9,700坪 | 2026年6月(予定) |
関西 | ロジスタ京都伏見 | 約3,300坪 | 2026年7月(予定) |
関西 | ロジスタ大阪淀川 | 約5,200坪 | 2027年2月(予定) |
物件概要
名称:ロジスタ松戸
事業主:阪急阪神不動産株式会社
所在地:千葉県松戸市南花島字向町317番1他(地番)
最寄IC:外環道「三郷南IC」約3.5km、「松戸IC」約5.1km
最寄駅:JR常磐線「北松戸」駅 徒歩18分
着工:2026年3月
竣工予定:2027年2月末
規模:鉄骨造 地上4階
敷地面積:約1,900坪
延床面積:約4,100坪
施設タイプ:ボックスタイプ
天井高:5.5m
床荷重:1.5t/㎡