横浜市で大型物流施設が着工　ラサール不動産投資顧問／東急不動産

ラサール不動産投資顧問と東急不動産は、特定目的会社を通じて共同開発するマルチテナント型物流施設「（仮称）本牧物流センター（西）」を2026年1月5日に着工する。横浜市中区の港湾背後地に立地し、竣工は2028年2月29日を予定。

計画地は首都高速湾岸線「本牧ふ頭IC」から約2.7kmに位置し、本牧ふ頭・南本牧ふ頭に隣接する。施設は地上5階建て、延床面積は本体建物で約78,200坪とし、最小約770坪から最大ワンフロア約13,000坪までの区画対応。1～5階の各階に接車可能なランプウェイを2基設ける計画だ。

1階には可変温度仕様の冷凍冷蔵設備を実装し、2～5階には作業用空調設備を導入する。制振構造の採用や72時間稼働可能な非常用発電機の設置などBCP対応も盛り込み、CASBEE「Sランク」およびBELS「ZEB Ready」の取得を見込む。敷地内には危険物倉庫を別棟で計画する。

横浜港では外貿コンテナ取扱いが増勢を示しており、港湾隣接立地の物流適地としての価値が高まりやすい。加えて冷凍食品や食品ECの伸長などを背景に、冷凍冷蔵倉庫の需要は継続的に増加し、賃貸型の利用も広がっている。港湾物流と低温ニーズの双方を見据えた大型供給として位置づく。

物件概要

• 名称：（仮称）本牧物流センター（西）

• 事業主：横浜本牧2プロパティー特定目的会社

• 所在地：神奈川県横浜市中区錦町38-8

• 最寄IC：首都高速湾岸線「本牧ふ頭IC」約2.7km

• 着工：2026年1月5日（予定）

• 竣工予定：2028年2月29日（予定）

• 規模：地上5階

• 面積：延床面積 約78,200坪（本体建物）