広島県福山市で同市初のマルチテナント型物流施設を着工、大和ハウス

大和ハウス工業は8月1日、広島県福山市で同市初のマルチテナント型物流施設「DPL広島福山北」を着工した。
鉄骨造・地上2階、延床約11,238坪の計画で、竣工は2026年、入居開始は同年11月1日の予定だ。最大6テナント、最小約1,512.5坪から入居可能で、1階は建物の両側に高床式と低床式の両面バースを採用することでトラックの運搬方法に応じて荷役効率を高める。賃貸面積は約10,633坪である。
計画地は福山北産業団地第2期で、山陽自動車道「福山東」IC約11km、JR福塩線「万能倉」駅約3kmに位置する。山陽・中国自動車道に加え、西瀬戸・瀬戸中央自動車道方面へのアクセスも容易で、中国・四国圏の広域配送拠点としての競争力を備える。
同社は広島県内では2017年に「DPL広島五日市港」、2021年に「DPL広島観音」を開発してきた。本件は福山市で初のマルチテナント型物流施設であり、福山北産業団地での工場立地の進展と周辺の製造業集積を踏まえ、EC・消費財系テナントを含む需要を取り込む狙いである。
施設概要
名称:DPL広島福山北
事業主:大和ハウス工業株式会社
所在地:広島県福山市北匠町1番6、23、24、25、26(福山北産業団地第2期)
最寄IC:山陽自動車道「福山東IC」約11km
規模:地上2階
延床面積:約11,238坪
着工:2025年8月1日
竣工:2026年10月31日
入居可能日:2026年11月1日