福岡で管理戸数約1,200戸の不動産会社を子会社化 三好ホールディングス

三好ホールディングス(福岡市)は2025年11月28日付で、不動産管理会社の松嵜産興(福岡市南区)をグループ傘下に加えた。同社の株式を取得し、連結子会社としている。
松嵜産興は1973年創業の不動産管理会社で、福岡市南区を拠点に賃貸住宅を中心に約1,200戸を管理する。新代表には長谷武氏が就任した。
本件により、三好不動産グループの連結対象企業は8社となった。グループの管理戸数拡大とともに、福岡市南区エリアでの事業基盤強化が狙いとみられる。
不動産管理業界では、中小PM会社のM&Aが活発化している。日本M&Aセンターによると、不動産業界のM&Aは過去7年で約4.5倍に増加。業界全体で60歳以上の就業者比率が46%と全産業の2倍以上に達しており、事業承継を目的とした売却ニーズが高まっている。特に賃貸管理業界は、2023年以降の世帯数減少を背景に中堅・大手企業への集約が進んでおり、地域密着型の中小管理会社が大手グループの傘下に入る動きが見られる。
取引概要
取得者:三好ホールディングス
対象会社:松嵜産興株式会社
取得日:2025年11月28日
対象会社所在地:福岡県福岡市南区野間1丁目11-28
対象会社創業:1973年6月
管理戸数:約1,200戸
従業員数:7名
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