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湯布院で新築ホテル開発に着手、霞ヶ関キャピタル

湯布院で新築ホテル開発に着手、霞ヶ関キャピタル

霞ヶ関キャピタルは、大分県湯布院町で同社ブランドのホテル「seven x seven 由布院」を着工した。計画はRC造2〜3階建て3棟、全39室で、全客室に天然温泉露天風呂を設け、サウナ併設のスパ施設も備える。竣工は2026年11月末を予定する。

由布岳や金鱗湖、湯の坪街道といった観光名所に囲まれた約1.35haの敷地に立地し、客室は50㎡超に設計。長期滞在需要を取り込みつつ、スマートチェックインやデジタルコンシェルジュ等を全面採用することで、若年層が慣れ親しむ非対面オペレーションによって差別化を図る。

湯布院では2024年以降、若年層・インバウンドを意識したスモールラグジュアリーや1棟貸ヴィラが複数供給されており、サウナ付ライフスタイルホテル「GEMS YUFUIN」(7室、2023年11月開業)など小規模物件が続くほか、来年にはハイアットが参画する「ATONA湯布院」(約40室)が開業を控える。本物件は、ラグジュアリーとカジュアルの中間に立ちつつ、富裕層やインバウンドのリゾート需要を取り込む狙いだ。

霞が関キャピタルは本物件を2024年11月に売却済みであり、ホテル竣工前に開発用地を投資家・ファンドへ売却するフォワードセールを行うことで、リスク低減と資本回転率の最大化を図っている。売却後も物件およびファンド運営に関わることで収益源の多層化を実現している。

同社は多人数向けホテルの「fav」およびハイエンドラインの「seven x seven」を軸に既に15施設を開業済みだが、2027年末までに新たに27施設を開発する計画である。

物件概要

  • 物件名称:seven x seven 由布院

  • 事業主:fav hospitality group株式会社(霞ヶ関キャピタル連結子会社)

  • 所在地:大分県由布市湯布院町川上字平原298-1

  • 最寄駅:JR久大本線 由布院駅

  • 竣工年月:2026年11月(予定)

  • 規模:3棟39室

  • 面積:延床面積 約8,089㎡、土地面積 約13,567㎡

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