つくばでコールドチェーン対応の物流施設が着工 大和ハウス工業

大和ハウス工業は2025年11月20日、茨城県つくば市で「DPLつくば中央Ⅱ」を着工する。延床面積約22,398坪、地上2階建てのマルチテナント型物流施設で、コールドチェーンに対応可能な仕様とし、竣工は2027年6月30日を予定する。立地は筑波西部工業団地内で、2023年5月に竣工した「DPLつくば中央」に続く同工業団地内での2棟目の開発となる。
施設は最大8社が入居可能で、1区画約6,900㎡から対応する。高まるコールドチェーン需要に合わせ、1階の2区画は5度からマイナス25度まで温度管理できる冷凍冷蔵設備へ変更可能な仕様を採用した。庫内の有効高さは6.5mを確保し、冷凍冷蔵設備を採用した場合でも通常のラックを3段積み重ねることができ、効率的な保管が可能だ。
立地面では、東京都心から約50km圏内に位置し、圏央道「つくば中央IC」から約1.7km、常磐道「矢田部IC」から約5.8kmと、高速道路網への優れたアクセス性を持つ。環境面では、屋上に太陽光発電システム(2,000kW)を設置予定で、発電した電力は自家消費し、非化石証書を活用することで建物全体を再生可能エネルギー100%で運用する計画だ。BELS最高ランク6つ星の取得とZEB Ready以上の基準の達成を目指す。また、施設内には保育施設を完備し、テナント企業の従業員が働きやすい環境を整備する。
物件概要
名称:DPLつくば中央Ⅱ
事業主:大和ハウス工業株式会社
所在地:茨城県つくば市御幸が丘2番
最寄IC: ・首都圏中央連絡自動車道(圏央道)「つくば中央IC」から約1.7km ・常磐自動車道「矢田部IC」から約5.8km
着工:2025年11月20日
竣工予定:2027年6月30日
規模:地上2階建て、鉄骨造、耐震構造
面積:延床面積 約22,398坪、賃貸面積 約19,365坪
天井高(有効高さ):6.5m
床荷重:1.5t/㎡