旭化成ホームズがコンパクトオフィス事業を開始

旭化成ホームズがコンパクトオフィス事業に進出する。2025年6月、東京都港区新橋で第1号物件となる「ASOOM新橋」が開業した。住宅事業で培ったノウハウを武器に、小規模ビル市場へ事業展開を本格化する。
「ASOOM新橋」は御成門駅徒歩4分、新橋駅徒歩9分に立地し、プレストレストコンクリート造の14階建て。延床約719坪の建物には共用ラウンジや屋上テラス、ABW対応区画を備える他、省エネ性能も高め、BELS、CASBEE、DBJ Green Building認証いずれも高い評価を取得している。
本ブランドは「Office as a Home」を掲げ、木製サッシなど住宅仕様を転用することでテナントの居心地を高め、オープンキッチン等も設置。「ASOOM新橋」では面積30~50坪のフロア貸しが基本で、スタートアップやクリエイティブ系企業の機動性を意識した設計とした。
コンパクトオフィス事業は昨今様々なプレイヤーが進出を続けており、テナントニーズの高まりと共に競争激化傾向もみられる。新橋でも三菱地所の「CIRCLES」、NTT都市開発の「owns」が昨年末から連続して供給されており、今後の空室消化状況に注目が集まる。
物件概要
名称:ASOOM新橋
事業主:旭化成ホームズ株式会社
所在地:東京都港区新橋5-23-5
最寄駅:都営三田線 御成門駅 徒歩4分/JR山手線 新橋駅 徒歩9分
建物規模:プレストレストコンクリート造 地上14階、地下1階
延床面積:約719坪
竣工年月:2025年5月