品川区上大崎で築50年超の賃貸住宅を再生 三井不動産

三井不動産は2026年9月7日、東京都品川区上大崎の築50年超の賃貸住宅の再生事業が完了し、「リハイツ長者丸」として竣工したと発表した。青木茂建築工房が提唱する「リファイニング建築®」を用いた「老朽化不動産再生コンサルティングサービス」を活用した案件で、2025年2月に着工し、2026年8月に竣工した。
対象は、松岡地所が所有する共同住宅「長者丸ハイツ」で、1968年築の旧館と1974年築の新館からなる。東京メトロ南北線・都営三田線「白金台」駅から徒歩13分に位置し、住戸数は再生で42戸から40戸になった。
リファイニング建築は、既存躯体以外を解体したうえで躯体補修と耐震補強を行い、現行法規に適合させながら新築同等に再生する手法。本件では既存躯体の約80%を再利用し、同規模で建て替えた場合と比べて建築費を約3割、CO2排出量を約60%削減したとする(青木茂建築工房の自社調査による試算)。
三井不動産が青木茂建築工房と業務提携を結び、同サービスを始めたのは2016年。これまでに練馬区早宮、大田区北馬込、渋谷区初台、目黒区鷹番で旧耐震建物の再生を手掛けてきた。築古建物の再生が業界全体でも広がる中、同社はリファイニング建築で培った知見を生かし、今後も既存不動産の価値向上に取り組む方針だ。
物件概要
- 名称:リハイツ長者丸(再生前:長者丸ハイツ)
- 所在地:東京都品川区上大崎二丁目2-9
- 最寄駅:東京メトロ南北線・都営三田線「白金台」駅徒歩13分/JR山手線・東急目黒線・東京メトロ南北線・都営三田線「目黒」駅徒歩15分
- 建物所有者・事業主:松岡地所株式会社
- 事業コーディネート:三井不動産株式会社(プライベートソリューション部)
- 賃貸企画・運営管理:三井不動産レジデンシャルリース株式会社
- 設計・監理:株式会社青木茂建築工房
- 施工:日本建設株式会社
- 着工:2025年2月
- 竣工:2026年8月(既存建物竣工 旧館:1968年/新館:1974年)
- 規模:旧館 地上4階(鉄筋コンクリート造)/新館 地上7階(鉄骨鉄筋コンクリート・鉄筋コンクリート造)
- 用途:賃貸住宅40戸(再生前42戸)
- 面積:敷地面積 約312坪/延床面積 約639坪/建築面積 約134坪
- 耐震補強:耐震壁の新設により耐震指標Is値0.6を確保
- 建築確認・検査済証:確認済証取得(工事種別:大規模の模様替)/検査済証取得