メルボルン郊外で宅地分譲事業に参画 阪急阪神不動産
阪急阪神不動産は、オーストラリア・メルボルン都市圏北部で宅地分譲事業「ノースボーンプロジェクト」に参画する。現地大手デベロッパーのPEET Limitedらが推進する開発への参画で、同社のオーストラリアにおける住宅分譲事業は2024年のシドニー近郊「メルローズパーク」に続く2件目となる。
計画地はビクトリア州ウィットルシー市ウォラートで、メルボルン中心部から北へ約25kmに位置する。敷地面積は約199,000坪、総区画数は728区画の計画で、平均販売価格は1区画当たり約316,000豪ドル(約3,130万円)とする。平均宅地面積は約90坪で、戸建住宅を中心とした分譲を想定する。本プロジェクト内には、学校や公園、商業区画なども計画されている。
今回の参画により、同社グループの海外における住宅分譲事業は6カ国66プロジェクト、約73,240戸となり、そのうちオーストラリアではメルボルンとシドニー周辺で2プロジェクト・約2,630戸を展開する体制となる。同社はASEAN諸国に加え、人口増加が見込まれるオーストラリアを重点エリアと位置づけ、分譲事業の拡大を図る。
計画地周辺には大規模商業施設や病院、教育施設に加え、工業団地やオフィス、倉庫なども立地しており、生活利便性と雇用環境の両面で住宅需要が見込まれるエリアである。既存のインフラや周辺開発との連携により、メルボルン北部での戸建住宅地供給とコミュニティ形成を進める狙いだ。
物件概要
名称:ノースボーンプロジェクト
事業主:阪急阪神不動産株式会社/PEET Limited ほか
所在地:ビクトリア州ウィットルシー市ウォラート
竣工予定:2025年から順次
規模:総区画数728区画
面積:敷地面積 約199,000坪