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「業務スーパー」を運営する神戸物産、千葉・船橋に新規自社物流センターを建設

「業務スーパー」を運営する神戸物産は2025年6月20日、千葉県船橋市に低温物流拠点「船橋物流センター(仮称)」を建設することを決議した。総投資額は150億円(予定)で、着工は2026年10月、竣工は2028年8月を見込む。稼働後は倉庫費用の低減と輸送効率の向上により、物流コストを年間約15億円が削減可能としている。

計画地の船橋市は、物流集積が進む湾岸エリアに位置し、国道357号や湾岸習志野ICにも近接するなど、関東広域配送と首都圏店舗向けラストワンマイル補給の双方を担える戦略的ロケーションである。施設は鉄骨造4階建て、延床約5,747坪。冷凍・冷蔵・冷所の三温度帯に対応し、季節変動の大きい畜肉・水産品や業務用冷凍食品の在庫回転を平準化する。

同社は業務スーパー約1,094店(2025年1月末時点)をFC展開し、海外協力工場から直接仕入れたPB商品の比率を引き上げて価格競争力を維持してきた。海外調達と低温商品の拡大で在庫負荷が高まる中、新センターは関東域内の保管と流通加工を自社で賄う施策の一環である。

物件概要

  • 物件名称:船橋物流センター(仮称)

  • 事業主:株式会社神戸物産

  • 所在地:千葉県船橋市

  • 投資金額:150億円(予定)

  • 着工年月:2026年10月

  • 竣工年月:2028年8月

  • 規模:4階建

  • 面積:延床面積 約5,747坪

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