三井不動産ロジスティクスパークつくばみらいを竣工、三井不動産
三井不動産は2025年5月8日、茨城県つくばみらい市で開発を進めていた次世代型物流施設「三井不動産ロジスティクスパークつくばみらい(MFLPつくばみらい)」の竣工を発表した。
常磐自動車道「谷田部IC」から約4.0km、圏央道「つくば西SIC」から約3.6kmに至近で、首都圏全域から東北エリアまでをカバーする広域配送拠点として機能する位置付けだ。延床面積は約2万9,600坪、地上5階・シングルランプ構造を採用し、BCP向上を図る72時間対応非常用発電設備を備える。
施設はつくばエクスプレス「みどりの」駅から徒歩15分と、車以外の公共交通アクセスにも優れる。各階へ直接アクセスできるランプウェイにより45ftコンテナ車両の接車が可能で、1階倉庫の積載荷重は2.0t/㎡を確保。屋根全面に約1,600kWの太陽光パネルを敷設し、ZEB最高ランク・CASBEE A・BELS星6を取得するなど環境性能を高めた。最上階には筑波山を望む「スカイラウンジ」を設けるなど、従業員アメニティにも配慮する。
三井不動産は同物件において、物流2024年問題に対応するため、同社初となるダブル連結トラックが敷地内で走行・転回可能なスペースを整備する他、ドライバー専用のラウンジも整備した。倉庫内の一部区画を駐車場や部品組立用工場に用途変更できる設計とし、ECフルフィルメントから軽製造・車両保管まで幅広いニーズを取り込むことでサプライチェーン全体の課題解決を狙う。国内外で76件を展開するMFLPシリーズの最新モデルとして、開発型リートや第三者売却による出口戦略も視野に入れたアセット供給を加速させる方針だ。
物件概要
物件名称:三井不動産ロジスティクスパークつくばみらい
事業主:三井不動産株式会社
所在地:茨城県つくばみらい市台字西ノ内1801番1
最寄りIC:常磐自動車道 谷田部IC 約4.0km/圏央道 つくば西SIC 約3.6km
最寄駅:つくばエクスプレス みどりの駅 徒歩約15分
竣工年月:2025年4月
規模・構造:地上5階・シングルランプ・柱RC梁S造
面積:延床面積 約2万9,600坪