千葉・市川で全館冷凍冷蔵倉庫を開発、ＪＡ三井リース建物と日本GLP

ＪＡ三井リース建物は6月16日、千葉県市川市で開発中の全館冷凍冷蔵物流施設「（仮称）市川市千鳥町計画（GLP市川Ⅲ）」の詳細を公表した。延床約3,870坪で今年1月24日に着工済み、竣工は2026年10月を予定する。建物・設備の仕様企画は日本GLPが担当し、竣工後には同社グループが施設を取得する見込みだ。

計画地は首都高速湾岸線「千鳥町IC」から約1.8km、JR京葉線「市川塩浜」駅徒歩10分に位置し、東京中心部まで約15kmとラストワンマイル配送に適した立地である。地上4階ボックス型のシングルテナント仕様とし、1階に－25〜5℃の可変温度帯、2〜4階に天井高6.0m・床荷重2.0t/㎡の冷凍庫を配置、移動ラックによる保管効率向上にも対応する。

屋上設置の電源・冷却設備と非常用発電機でBCP性能を高めるほか、自然冷媒や太陽光発電、全館LEDを採用し、CASBEEおよびBELS認証取得を目指すなど環境性能にも配慮する。

近接する「GLP市川Ⅱ」も全館冷凍冷蔵物流施設で2025年9月に竣工予定。「GLP市川Ⅱ」は総合地所と長谷工コーポレーションが開発を担い、南日本運輸倉庫が一棟借りする計画で、GLPグループは竣工後にⅡ・Ⅲ両棟を取得して千葉湾岸エリアの物流ネットワークを強化する方針だ。

物件概要

• 物件名称：GLP市川Ⅲ

• 事業主：ＪＡ三井リース建物株式会社（日本GLPが開発を支援し、竣工後は同社グループが取得見込）

• 所在地：千葉県市川市千鳥町5-1

• 最寄駅・最寄IC：JR京葉線 市川塩浜駅 徒歩10分／首都高速湾岸線 千鳥町IC 約1.8km

• 竣工年月：2026年10月（予定）

• 規模：地上4階

• 面積：延床面積 約3,870坪