再生建築ビル2棟で国内初のファンドを組成 東急不動産

東急不動産、東急不動産キャピタル・マネジメント(TLCM)、SMFLみらいパートナーズ、NCSアールイーキャピタル、第一生命保険、横浜銀行、再生建築研究所の7社は、再生建築物件を対象とする国内初の「再生建築ファンド」を組成した。渋谷区のオフィスビル2棟を組み入れた一号ファンドで、調達総額は50億円。最大運用期間は5年で、TLCMがアセットマネージャーを務める。
組み入れ物件は「COERU渋谷イースト」(渋谷区渋谷)と「COERU渋谷道玄坂」(渋谷区道玄坂)。いずれも築古ビルの躯体を活用し、耐震改修や用途変更を含むバリューアップを施した再生建築物件で、経済的耐用年数を60年延伸し累計100年超を実現した。2024年に再生建築工事が竣工し、スタートアップ向けセットアップオフィスとして稼働している。
東急不動産は2022年に再生建築研究所と業務提携を締結し、広域渋谷圏を中心にコンパクトビルシリーズ「COERU」を展開してきた。今回の2棟は同シリーズで再生建築を初めて適用した物件で、新築比でCO2排出量および廃棄物量を約70%削減した実績が評価され、国土交通省のモデル調査事業への採択や2025年度グッドデザイン賞の受賞に至っている。
ファンド・物件概要
ファンド名称:再生建築ファンド(一号)
アセットマネージャー:東急不動産キャピタル・マネジメント株式会社
最大運用期間:5年
調達総額:50億円
出資者:東急不動産株式会社、SMFLみらいパートナーズ株式会社、NCSアールイーキャピタル株式会社、第一生命保険株式会社、株式会社横浜銀行、株式会社再生建築研究所
シニアレンダー:株式会社横浜銀行
メザニンレンダー:商工組合中央金庫
COERU渋谷イースト
所在地:東京都渋谷区渋谷2-6-6
最寄駅:東京メトロ千代田線・銀座線・半蔵門線「表参道」駅 徒歩7分、東急東横線・田園都市線ほか「渋谷」駅 徒歩8分
竣工:1972年(新築時)/2024年(再生建築時)
構造・規模:RC+S造・地上6階
延床面積:約211坪
建築主:東急不動産株式会社
設計:株式会社再生建築研究所
施工:株式会社エフビーエス
COERU渋谷道玄坂
所在地:東京都渋谷区道玄坂1-19-14
最寄駅:京王井の頭線「神泉」駅 徒歩4分、JR山手線ほか「渋谷」駅 徒歩6分
竣工:1985年(新築時)/2024年(再生建築時)
構造・規模:SRC造・地上10階/地下1階
延床面積:約289坪
建築主:東急不動産株式会社
設計:株式会社再生建築研究所
施工:株式会社GOOD PLACE