板橋区舟渡に都市型物流施設「GLP 板橋」を開発、日本GLP

日本GLP株式会社は、東京都板橋区で延床面積約2,239坪の都市型物流施設「GLP 板橋」の開発に着手する。着工は2025年、竣工は2027年を予定し、佐川急便株式会社が一棟全体を専用施設として利用する計画だ。
本計画は佐川急便「赤羽営業所」の建替え案件であり、老朽化とBCP対策を背景に再開発が決定した。新施設はスロープを備えた地上2階・実質3層構造で、1・2階にトラックバースと駐車場、上層に事務所機能を配置することで、集配効率と従業員の作業環境を高める。
物流拠点の多くが高度成長期建設で更新期を迎える中、人手不足や建設コスト上昇が建替えを阻害している。日本GLPは国内約180棟・総延床約332万坪の開発実績で培った企画・設計力を強みに、荷主のBCP・ESG需要に応える都市型営業所の再整備を推進しており、本計画もその一環となる。
計画ではZEB化とCASBEE認証の取得を目指し、再生可能エネルギー活用や高効率空調を採用。人口集積が厚い板橋エリアで佐川急便の地域配送ネットワークを支える基幹拠点として機能し、地域社会と物流事業の持続的発展に寄与するとみられる。
施設概要
名称:GLP 板橋
事業主:日本GLP株式会社
所在地:東京都板橋区舟渡4-12-28
最寄駅:JR埼京線 浮間舟渡駅 徒歩約18分/都営三田線 西台駅 徒歩約18分
建物規模:地上2階(スロープ付3層)
敷地面積:約1,724坪
延床面積:約2,239坪
着工:2025年(予定)
竣工:2027年(予定)