「T-PLUS博多駅前」を着工、東京建物

東京建物は2025年6月、福岡市博多区で中規模オフィスビル「T-PLUS博多駅前」の建設工事を開始した。T-PLUSシリーズでは九州初の案件であり、同社が福岡でオフィスを開発するのは2009年竣工の「薬院ビジネスガーデン」など以来16年ぶりとなる。竣工は2026年11月を予定する。
計画地はJR・地下鉄「博多」駅から徒歩6〜8分の駅前エリアで、九州・山陽新幹線を含む7路線が交差し、福岡空港へのアクセスにも優れる。建物は鉄骨造地上8階、延床約1,552坪。基準階約550㎡を最大4分割して最小約100㎡からリーシング可能とし、地場成長企業の本社需要や大手企業の支店展開など多様なオフィスニーズを取り込む計画である。
背景には官民連携プロジェクト「博多コネクティッド」による再開発機運の高まりがある。東京建物は天神や西新での再開発、物流施設「T-LOGI福岡アイランドシティ」などを通じて福岡での実績を重ねており、本計画により九州でのポートフォリオ拡充を図る。
物件概要
物件名称:T-PLUS博多駅前
事業主:東京建物株式会社
所在地:福岡市博多区博多駅前4丁目196番、212番(地番)
最寄駅:JR「博多」駅 徒歩8分/福岡市地下鉄空港線・七隈線「博多」駅 徒歩6分
規模:地上8階
面積:延床面積 約1,550坪
着工:2025年6月13日
竣工:2026年11月(予定)