AI関連スタートアップのFLUX、本社を東京ミッドタウンに移転
AIトランスフォーメーションを軸に複数事業を展開するFLUX(本社:東京都渋谷区)は、事業拡大に伴い2025年6月16日、本社を「PMO渋谷Ⅱ」から「東京ミッドタウン・タワー」へ移転する。新オフィスは約676坪で従来拠点の約5倍に拡張し、ハイグレード仕様を備えることで、急伸する人員規模と事業ポートフォリオの拡大に応える。
同社は移転に先立つ6月3日、DNX VenturesやSalesforce Venturesなどを引受先とするシリーズBエクステンションラウンドで4,400百万円を調達し、累計調達額は10,000百万円に到達した。調達資金は採用強化、AIプロダクト開発、広告宣伝、そして新本社オフィス整備に充当される予定であり、今回の移転は成長資金の直接的な使途とも位置付けられる。
2018年設立のFLUXは、広告配信自動化「FLUX AutoStream」、AIコンサルティング「FLUX Insight」、人材紹介「FLUX Agent」を主軸に事業を多角化。2024年にはPomalo社とBLY PROJECT社を子会社化し、グループ従業員数は約300名と2年間で2.2倍に増加した。優秀な人材確保と生産性向上を両立させるため、立地・設備両面で優位性の高い大型オフィスへの移転を選択した。
新オフィスは執務・来客・イベントをゾーン分けし、約80名収容の多目的ホール「FLUX LOUNGE」や多数の1人用防音ブースを配置。ハイブリッドワーク対応と社外との共創を促す設計で、採用力・組織力・ブランド価値のさらなる向上を狙う。
移転概要
移転時期:2025年6月16日
移転元:PMO渋谷Ⅱ(東京都渋谷区渋谷3-1-1)
移転先:東京ミッドタウン・タワー(東京都港区赤坂9-7-1)
移転先物件概要
竣工:2007年1月
規模:地上54階/地下5階
延床面積:約74,599坪
基準階面積:約1,006坪
天井高:2,800mm