「REVZO麹町」が新規竣工、中央日本土地建物

中央日本土地建物と一般財団法人土木建築厚生会は2025年5月、千代田区麹町三丁目においてオフィスビル「REVZO麹町」を竣工した。両社が1971年に共同開発した「麹町共同ビル」の老朽化を受け、中央日本土地建物が推進する中規模オフィスブランド「REVZO」シリーズの第4弾として再開発を実施したもの。竣工後は中央日本土地建物が一括して賃貸・管理・運営を担う体制を敷く。
本物件は、東京メトロ有楽町線「麹町」駅から徒歩1分の地上13階建で、1フロア当たり面積は105~138坪。機能性と柔軟性を兼ね備えた中規模オフィスとして、立地や環境品質を重視する外資系企業や成長企業、士業系事務所に対して高い訴求力を持つと見られる。
今回の「REVZO麹町」ではスケルトン仕様を採用し、バルコニーや8階の専用テラス付き区画など快適性を追求。最上階には共用ラウンジを設け、会議室・個室ブース・オープンスペースを備えることで、多様なワークスタイルに対応する。加えて、1階にはシリーズ初となる店舗区画を新設し、稼働率と来訪者利便を高めるアメニティ充実型の開発となっている。
中央日本土地建物は、今後も「REVZO」シリーズによる中規模ビル開発を強化しており、「REVZO麹町」で得られた中規模ビル再編に関する開発・設計・リーシングの知見は、都心部に残る老朽中小型ビルのリプレースや再編の戦略モデルとして、他エリアでの展開にも応用が見込まれる。第5弾としては港区西新橋で木造・木質化オフィスの計画が進行中である。グループ保有林から供給する国産木材を構造材として活用し、素材感とサステナビリティの両立を目指す。
施設概要
物件名称:REVZO麹町
事業主:中央日本土地建物株式会社、一般財団法人土木建築厚生会
所在地:東京都千代田区麹町三丁目2-8
最寄駅:東京メトロ有楽町線「麹町」駅 徒歩1分、東京メトロ半蔵門線「半蔵門」駅 徒歩4分
規模:地上13階建
面積:延床面積 約2,025坪
着工:2023年11月
竣工:2025年5月