門司港の旧JR九州本社ビルをホテルに再生 日鉄興和不動産ら

日鉄興和不動産を代表企業とする門司築興共同事業体は2026年11月6日、北九州市と「旧JR九州本社ビル活用事業」に関する連携協定を結んだ。北九州市門司区西海岸一丁目の旧JR九州本社ビルを、全97室のホテルを中心とする複合施設に改修する。2028年6月に着工し、2030年1月の開業を目指す。
事業体のうち、日鉄興和不動産が事業全体の統括と不動産開発、Stapleがホテルの企画・開発・運営、松田平田設計が設計・監理、YMFG ZONEプラニングが金融・地域連携を担う。九州旅客鉄道も協力企業として参画する予定。
事業体は2026年3月、北九州市の公募で優先交渉権者に選ばれた。公募は建物を現状のまま売却する条件で、事業体が提案した買受価格は約9,307万円(税込)と、市が定めた最低売却価格と同額だった。応募は2社だった。
建物はJR鹿児島本線「門司港」駅から徒歩1分に位置する。1937年に三井物産門司支店として竣工した地上6階・地下1階建てで、延床面積は約1,705坪。国鉄、JR九州の拠点として使われた後、2005年に北九州市が取得したが、本格的な活用には至っていなかった。日本遺産「関門ノスタルジック海峡」の構成文化財で、公募では原則として解体を認めず、特徴的な外観の意匠の変更も認めない条件が付いていた。
計画では、1階に駅前広場とつながるレストランやカフェ、物販、レセプションを、2~6階に客室を、屋上にバーやサウナを設ける。外観は竣工当時の意匠に着目して復元・修復する。設計・監理は、この建物を設計した松田軍平が創業した松田平田設計が担当する。
計画概要
- 事業名:旧JR九州本社ビル活用事業
- 建物名称:旧JR九州本社ビル(旧三井物産門司支店)
- 事業者:門司築興共同事業体(代表企業:日鉄興和不動産株式会社/構成企業:株式会社Staple、株式会社松田平田設計、株式会社YMFG ZONEプラニング)
- 協力企業:九州旅客鉄道株式会社(参画予定)
- 所在地:福岡県北九州市門司区西海岸一丁目6-2
- 最寄駅:JR鹿児島本線「門司港」駅 徒歩1分
- 竣工:1937年
- 着工:2028年6月(予定)
- 開業:2030年1月(予定)
- 規模:地上6階/地下1階(鉄骨鉄筋コンクリート造)
- 面積:敷地面積 約400坪/延床面積 約1,705坪
- 用途:ホテル(97室)、飲食・物販
- 付帯施設:ルーフトップスパ(バー、サウナ、ビオトープ)
- 設計・監理:株式会社松田平田設計
- 提案買受価格:93,065,263円(税込)