赤坂七丁目で46階建・643戸の複合タワー着工、日鉄興和×野村不動産

2025年6月1日、日鉄興和不動産と野村不動産が主導する「赤坂七丁目2番地区第一種市街地再開発事業」が着工した。両社は2010年の街づくり協議会設立から15年以上にわたり地権者と行政、事業協力者が協議を重ね、段階的な合意形成を経て実現に至った。
本プロジェクトは、老朽住宅が密集する約1.2haの街区を再編成する。延床面積は約26,594坪に及び、地上46階の複合タワーを核に、都心居住機能と業務機能を一体的に供給する大規模再開発である。 対象地は、東京メトロ銀座線・半蔵門線、都営大江戸線の「青山一丁目」駅から徒歩6分、赤坂駅と赤坂見附駅も徒歩圏と、利便性に優れたエリアに位置する。
総戸数は643戸、高さ約157mになる見込みで、住宅以外に事務所、専修学校、生活利便施設(店舗)を配置。赤坂御用地に隣接する立地を活かし、都市利便と住環境の両立を目指した構成となっている。
港区では、同じく日鉄興和不動産らが進めるリビオタワー品川をはじめ、野村不動産によるBLUE FRONT SHIBAURA〈TOWER N〉上層部など、海岸・芝浦エリアでの大型供給は予定されているが、赤坂エリアでの新築分譲マンションの供給は希少性が高い。この希少立地を巡って、一次取得層だけでなく海外投資家の関心も高まる可能性が高いと予想される。
案件概要
名称:赤坂七丁目2番地区 第一種市街地再開発事業
事業主:日鉄興和不動産株式会社、野村不動産株式会社 他
所在地:東京都港区赤坂七丁目601番~606番(地番)
最寄駅:東京メトロ銀座線・半蔵門線/都営大江戸線「青山一丁目」駅 徒歩6分
面積:延床面積 約26,594坪/建築面積 約1,518坪
規模:地上46階/地下1階
用途:共同住宅(643戸、地権者住戸含む)、事務所、専修学校、店舗
着工:2025年6月
竣工:2028年(予定)