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サポート契約を締結、CREロジスティクスファンド投資法人・SMFLみらいパートナーズ

CREロジスティクスファンド投資法人は7月22日、運用会社CREリートアドバイザーズを通じてSMFLみらいパートナーズ(以下FLMP)と2年間のサポート契約を締結した。物件情報の提供や再開発支援、ブリッジ取得紹介、SPC資金調達などをの提携を行う。本契約は、三井住友ファイナンス&リースグループが3月のTOBでスポンサーのCREを傘下に収めたことを受けた協業強化策である。

CREロジスティクスファンド投資法人はFLMPからの案件ソーシング力と資金力を活用し、物流施設のバリューアッド型投資や再開発案件の獲得競争力を高め、投資主価値の向上を図る考えだ。具体的には、FLMPが保有又はオリジネーションする開発候補地や稼働中施設をブリッジ購入し、竣工後またはバリューアップ後にREITへ組み入れるスキームを想定している。

同投資法人は23年にロジスクエア白井・枚方(取得額22,506百万円)を取得後、24年に成田で延床約5,100坪の優先交渉権を確保、25年4月には厚木で敷地約7,000坪を追加した。内部成長面ではロジスクエア久喜Ⅱを段階売却し、累計売却益570百万円を確定、得た資金を投資口買い戻しや新規取得に充当している。また、スポンサー開発案件の「先取り」と保有資産のリサイクルを組み合わせたモデルにより、保有21物件・総取得額158,200百万円、稼働率99%台を維持している。

今回の契約締結で、資本市場環境が不安定な局面でも、スポンサーサポートを通じてパイプラインを確保できる点が競合REITに対する差別化要因となる。なお、今回の契約による当期運用状況予想の変更はないとしている。

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