ロンドン・ウエストエンドでオフィス大規模改修事業を本格始動 三菱地所、東京建物ら5社

三菱地所、東京建物、東光電気工事、芙蓉総合リース、EDGE Real Estate B.V.の5社は、英国ロンドンで大規模オフィス改修事業「125 Shaftesbury Avenue」を本格始動させる。総事業費は約550百万ポンド(約1,045億円)で、2026年夏に着工し2028年の竣工を予定している。
対象物件は1982年竣工のオフィスビルで、既存躯体の約75%を活用しながら2層を増築する。改修後は地上13階建てとなり、延床面積は約6,914坪から約10,129坪へ約47%拡大。かつて繋がっていたOld Compton StreetとNew Compton Streetを結ぶ貫通通路を新設し、街区の回遊性向上にも寄与する計画だ。環境認証ではBREEAM Outstanding、EPC A、WELL Platinumの取得を目指す。
立地はウエストエンドのSoho・Covent Gardenエリアで、「Tottenham Court Road」駅から徒歩約3分。ウエストエンドの空室率は2025年第2四半期時点で7%台前半と18カ月ぶりの低水準にあり、Grade A物件への「フライト・トゥ・クオリティ」が顕著だ。プライム賃料は前年比約6%上昇し、メイフェアやセント・ジェームズでは坪単価200ポンド超が定着している。BREEAM Outstanding認証を取得した物件は賃料で10%超のグリーンプレミアムを享受できるとされ、本案件もその恩恵を見込む。
三菱地所は英国で約20億ポンドの投資を計画しており、テムズ川南岸の「72 Upper Ground」(総事業費約1,600億円)など大型案件を推進中。欧州事業の総資産は約3,600億円規模に達し、2030年度までに海外事業の営業利益900億円達成を目指している。
物件概要
名称:125 Shaftesbury Avenue
事業主:三菱地所株式会社、東京建物株式会社、東光電気工事株式会社、芙蓉総合リース株式会社、EDGE Real Estate B.V.
所在地:125 Shaftesbury Avenue, London
最寄駅:「Tottenham Court Road」駅 徒歩約4分
着工:2026年夏予定
竣工予定:2028年
現況規模:地上11階(1982年竣工)
改修後規模:地上13階
面積:延床面積 約6,914坪 → 約10,129坪(改修後)
総事業費:約550百万ポンド(約1,045億円)
レンダー:三井住友信託銀行