グラングリーン大阪へ本社移転、株式会社i-plugー採用ブランディング強化と共創促進
新卒オファー型就活サービスを主力とするi-plugは、2026年4月に本社機能を「グラングリーン大阪」ゲートタワーへ移転する。
i-plugは新卒ダイレクトリクルーティングサービス「OfferBox」を核に急成長するHRテック企業である。2012年に創業、2021年に上場し、従業員は単体299名(2025年3月末時点)。2025年3月期連結売上高は前期比10.5%増の5,084百万円、営業利益は4倍強の578百万円と過去最高益を達成した。企業登録社数は2025年2月末に2万社を突破し、学生登録者数も約21.4万人へ拡大している。今回の移転は、採用候補者へのブランド発信や社外協業イベントの開催拠点としても機能し、同社の次期中期経営計画で掲げる「連結売上高100億円」体制に向けた象徴的なハブとなる見通しだ。
「グラングリーン大阪」はJR大阪駅を含む7駅15路線が交差し、地上18階・地下3階、延床面積約95,061坪を誇り、ゲートタワーの基準階は約480坪で最大5分割が可能、天井高2,800㎜・ゾーン別空調などを備え、柔軟なレイアウトと快適性を確保。グラングリーン大阪は2024年11月末にオフィス部分が竣工した後、南街区は2025年3月に商業区画含めてグランドオープン。同社は8階に入居する見込みで、現在拠点を置く「セントアネックスビル」(大阪市淀川区)から、JR大阪駅直結という関西最大級の交通結節点へ移ることで、「事業間連携とオープンイノベーションの促進」「従業員の創造性・生産性向上」を目的とする。
同ビルには、コクヨが2026年4月にパークタワー14階へ、クボタが2026年5月にパークタワー15~19階へ本社移転予定である。これらの入居決定は、「都市公園と直結する緑化空間」「JR大阪駅地下改札直結の広域アクセス」「1,250坪超級から中規模まで対応するフロア多様性」という開発コンセプトが、大企業のオープンイノベーション拠点・スタートアップのブランド強化ニーズを同時に満たすことの証左と言える。
i-plugも本社再編を通じて、成長領域の新規事業創出と採用力強化を図り、関西発HRテック企業として次の飛躍を目指す考えだ。
移転概要
移転時期:2026年4月(予定)
移転元:セントアネックスビル(大阪市淀川区西中島5-11-8)
移転先:グラングリーン大阪 南館ゲートタワー(大阪市北区大深町5-54)
移転先物件概要
竣工:2024年11月
規模:地上18階・地下3階
延床面積:約95,600坪
基準階面積:約480坪
天井高:2,800mm
空調:ゾーン毎VAV方式(24時間利用可)
エレベーター:乗用6基(館内総計21台)