麻布台ヒルズへ本社移転・研究開発拠点新設 マツダ
マツダ株式会社は2025年7月9日、港区麻布台の麻布台ヒルズ 森JPタワー49階に研究開発拠点マツダR&Dセンター東京(MRT)を新設し、霞が関ビルディングにあった東京本社機能も同フロアへ統合した。専有面積は計941坪で、研究開発・営業・広報・人材採用を一体運営する首都圏ハブとして稼働している。
マツダR&Dセンター東京ではソフトウェア技術者が働きやすい環境を整備し、採用活動を活発化させる。東京本社ではマーケティング機能と全社的な人材採用機能を拡充し、「選ばれるブランド」の実現を目指す。
同社は6月に公表した「国内ビジネス構造変革の方針」で東京・大阪など都市圏を重点市場に定め、ブランド価値経営を軸に国内販売20万台体制を早期に構築すると掲げる。執行役員の滝村典之氏は「人材活躍の最大化を推進する取り組みの一環。外交の中心地として進化を続ける麻布台から、マツダに関わるすべての人にいきいきとした体験を届けたい」とコメントし、首都圏拠点がブランド価値向上の基点となる意義を強調した。
物件概要
移転時期:2025年7月
移転元:霞が関ビルディング(東京都千代田区霞が関3-2-5)
移転先:麻布台ヒルズ 森JPタワー(東京都港区麻布台1-3-1)
移転先物件概要
竣工:2023年6月
規模:地上64階/地下5階
延床面積:約139,700坪
基準階面積:約1,450坪
天井高:3,000mm
エレベーター:50基(ダブルデッキ23基、高速タイプ8基含む)