千葉県立幕張公園で大規模アリーナを開発、ヒューリック

ヒューリックはスポーツ・エンターテインメント事業への本格参入として、千葉県立幕張海浜公園に約2万席を擁する国内最大級の多目的アリーナを2030年の開業を目標に開発する方針を決定した。竣工後は千葉市へ寄附する「負担付寄附」を軸に官民連携スキームを検討し、Bリーグ所属「アルティーリ千葉」のホームアリーナに加え、音楽ライブや国際イベントにも対応するマルチユース施設を目指す。

計画地はJR京葉線「海浜幕張」駅から徒歩3分の幕張海浜公園Aブロックで、周辺には幕張メッセや大規模商業施設が集積しており、広域集客と周辺回遊の双方を見込める。地上6階・高さ約40mのボリュームを確保し、延床面積は約15,125坪を計画。バスケットコート1面を備えたサブアリーナも併設し、東関東自動車道 湾岸千葉ICから車で約3分と広域道路アクセスも良好だ。

同社は現行の中期経営計画でもスポーツ・エンターテインメントを注力領域の一つに位置付けている。本案件では、自社でアリーナを開発した後に千葉市へ負担付寄附し、指定管理者として継続運営することで、興行収入やスポンサー料などを取り込み、地域活性化と企業ブランド価値の向上を両立させる狙いと見られる。

施設概要

• 所在地：千葉県千葉市美浜区ひび野1丁目（幕張海浜公園Aブロック）

• 事業主：ヒューリック株式会社

• 最寄駅：JR京葉線「海浜幕張」駅 徒歩3分／東関東自動車道 湾岸千葉IC 車で約3分

• 建物規模：地上6階

• 客席数：約20,000席

• 延床面積：約15,125坪

• 竣工年月：2030年予定

• 開業日：2030年予定