コニカミノルタ、浜松町ビル建替えに伴い東京の主要拠点を芝パークビルへ移転
コニカミノルタは、浜松町ビルディング(東京都港区芝浦一丁目)に置いていた国内拠点を、同ビルの建替工事に合わせて芝パークビルA館(港区芝公園二丁目)へ移転した。新オフィスでの業務開始日は2025年6月11日。移転先は「軍艦ビル」の通称で知られる大規模オフィスで、同社およびグループ各社が順次入居する予定だ。
旧拠点の浜松町ビルディングは、旧東芝本社ビルとして1984年に竣工した高層オフィス(地上40階、延床約49,190坪、基準階約761坪)。現在は野村不動産が主導する再開発計画「BLUE FRONT SHIBAURA」に組み込まれ、高さ約230 mのツインタワーへ建替えられる。S棟は2025年竣工済み、N棟は2030年度の完成を予定する。
一方、移転先の芝パークビルA館は1982年竣工の大規模オフィスであり、三田線「芝公園」駅と浅草線・大江戸線「大門」駅から徒歩2〜3分と交通利便性が高い。24基のエレベーターを備え、基準階1,800坪強と巨大なフロアプレートを持つ点が移転先として決め手になった可能性が高い。
同社はコロナ禍にあった2021年10月、「首都圏オフィス最適化」を掲げて①丸の内のJPタワー(全社の意思決定を中心としたグループ経営を牽引する機能)②浜松町ビル(事業推進・コーポレート)③東京サイト八王子(日野を含むR&D)という三極体制を公表していた。 これらに限らずグループ会社も含めて都内には未だ多数拠点を有するが、同社の今後のオフィス戦略に注目が集まる。