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店舗事業者向けSaaSのカンリー、本社を天王洲に移転 ー 組織拡大に向け約300席を確保

大手飲食チェーンなどに集客支援・店舗管理サービスを提供する「カンリー(Canly)」は2025年5月、本社を「日幸五反田ビル」から東品川の大規模オフィスビル「天王洲オーシャンスクエア」へ移転する。事業拡大に伴う組織の増強と機能集約のため、既存拠点からワンフロアのオフィスへ統合し、コミュニケーションの活性化と業務効率の向上を狙う。

カンリー(Canly)は、2018年に設立された日本発のSaaSスタートアップであり、Googleビジネスプロフィールや店舗HP、各種地図アプリの統合管理を可能とするSaaS「カンリー店舗集客」などを展開し、同サービスは既に国内外の110,000店舗以上で導入されている。直近で従業員数は140名を超えており、今後の継続的な採用・組織・事業拡大を見越し、快適なオフィス環境を確保する目的で今回の移転を決定した。 新本社は、現在の従業員数の倍強を確保し、約300席規模となる。天王洲エリアにおいて、スタートアップによる大規模賃借事例は限定的であり、拡大期の企業による都心部オフィス需要の一端を示す動きとして注目される。

「天王洲オーシャンスクエア」は、延床面積約18,408坪の大規模オフィスビルであり、主たるテナントとしてネスレ日本、ニチモウなどが入居する。天王洲エリアでは寺田倉庫が主導するスタートアップ支援プロジェクト「Isle of Creation TENNOZ」により、スタートアップの集積が進んでおり、品川駅や羽田空港へのアクセスが良好であることから、今後も交通アクセスと賃料負担軽減の両立を狙うスタートアップの集積地としての発展が期待される。

移転概要

  • 移転時期:2025年5月

  • 移転元:日幸五反田ビル(東京都品川区西五反田二丁目29番5号 6階)

  • 移転先:天王洲オーシャンスクエア(東京都品川区東品川2-2-20)

  • 移転先物件概要

    • 竣工:1994年10月

    • 規模:地上25階・地下2階建

    • 延床面積:約18,408坪

    • 基準階面積:約429坪

    • 天井高:2,700mm

    • 空調:セントラル空調

    • OAフロア:有

    • エレベーター:乗用12基

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