JAビル・経団連会館の持分を取得 日本プライムリアルティ投資法人

日本プライムリアルティ投資法人は2026年10月16日、スポンサーの東京建物から、千代田区大手町一丁目の「JAビル・経団連会館」の区分所有権と土地の共有持分を328億円で取得すると発表した。同日に売買契約を締結しており、取得は同月23日を予定する。
取得対象は、「JAビル」の5~25階と「経団連会館」の6~14階のオフィス、地下1階の店舗などの区分所有権の共有持分22.5%と、隣接する「日経ビル」を含む3棟の敷地全体の共有持分12.1%。3棟は一体で開発され、1つの建物として登記されている。2009年に竣工し、「大手町」駅に直結する。取得持分に相当する賃貸可能面積は約3,465坪で、テナント数は55、稼働率は96.6%となっている。
取得価格は鑑定評価額の361億円を約9.1%下回り、取得価格に対する鑑定NOI利回りは約3.3%。同投資法人によると、大手町・丸の内エリアの賃料上昇を背景に、同物件のレントギャップはポートフォリオ平均(2026年6月末時点で14.9%)を大幅に上回る水準にあり、拡大している。テナントの定期借家契約の比率は100%、平均残存年数は2.6年で、同投資法人は再契約のタイミングを捉えて、収益性の向上を図る方針だ。
同投資法人は、スポンサーのパイプラインを活用した取得を続けている。2025年2月に「中野セントラルパークイースト」の持分を追加取得して100%保有とし、2025年12月には「グランフロント大阪」の持分を追加取得した。本取得により、取得価格ベースの資産規模は5,849億円となる。同投資法人は、2031年6月期に6,500億円以上とする目標を掲げている。
参考記事
取得物件概要
- 名称:JAビル・経団連会館
- 買主:日本プライムリアルティ投資法人
- 売主:東京建物株式会社
- 取得対象:建物は区分所有権の共有持分22.5%/土地は日経ビルを含む敷地全体の所有権の共有持分12.1%
- 取得価格:32,800百万円
- 鑑定評価額:36,100百万円(2026年6月30日時点、日本ヴァリュアーズ株式会社)
- 鑑定NOI利回り(取得価格ベース):約3.3%
- 償却後利回り(取得価格ベース):約3.0%
- 契約締結日:2026年10月16日
- 取得予定日:2026年10月23日
- 所在地:東京都千代田区大手町一丁目3-1(JAビル)/3-2(経団連会館)
- 最寄駅:東京メトロ東西線・千代田線・半蔵門線・丸ノ内線、都営三田線「大手町」駅 直結
- 竣工:2009年4月
- 規模:地上37階/地下3階(JAビル)、地上23階/地下4階(経団連会館)
- 用途:事務所/店舗/倉庫
- 面積:敷地面積 約4,470坪(3棟全体)/延床面積 約70,145坪(3棟全体)/賃貸可能面積 約3,465坪(取得持分相当)
- 稼働率:96.6%
- テナント数:55
- マスターリース会社:三菱地所株式会社