名古屋にAmazonの西日本最大拠点を開設、三菱地所

三菱地所は7月1日、愛知県名古屋市において自社物流ブランド「ロジクロス」の最新拠点となる「ロジクロス名古屋みなと」を発表し、2025年8月の稼働を予定する。延床面積は37,900坪程度で、Amazon専用設計としては西日本最大級のフルフィルメントセンター(FC)になる。
建物は地上4階建て、最寄りの名古屋臨海高速鉄道あおなみ線「荒子川公園」駅から徒歩約3分に位置し、名古屋高速4号東海線「港明」ICにも近接する。本拠点では、Amazonと三菱地所が協働し、 屋根と南側壁面に合計5.5 MWの太陽光発電を搭載し、地下100 mに到達する200本の地中熱交換器で空調を賄うことでエネルギー消費を従来比約30%削減する設計とした。
同施設はBELS 6つ星を取得済みで、稼働後の実測データを基に2026年にLiving Futureのゼロカーボン認証を取得する計画である。三菱地所はサステナビリティビジョン「Be the Ecosystem Engineers」の下、ロジクロスシリーズを環境技術のショーケースと位置づけ、資産価値と社会価値の両立を図る。
Amazonは最新ロボティクスや自動梱包機を導入し、数千人規模の雇用創出と迅速な配送網を確立する方針だ。
施設概要
名称:ロジクロス名古屋みなと
事業主:三菱地所株式会社
所在地:愛知県名古屋市港区品川町2丁目1-6
最寄駅:名古屋臨海高速鉄道あおなみ線 荒子川公園駅 徒歩約3分
建物規模:地上4階建て
延床面積:約37,900坪
竣工年月:2025年8月
開業日:2025年8月(稼働予定)