「八重洲ダイビル」が竣工 ― ダイビル、東京駅徒歩4分に新築オフィスを供給

ダイビルは6月30日、「八重洲ダイビル」の竣工を発表した。東京都中央区京橋で建設を進めてきた同ビルは、2021年に閉館した旧ビルを建て替えたプロジェクトで、JR「東京」駅・東京メトロ銀座線「京橋」駅から徒歩4分、八重洲地下街と地下で直結する利便性の高い立地に位置する。社名を冠した、グループを代表する中核ビルだ。
新ビルは地上11階、地下3階、延床面積は約6,853坪。3~11階をオフィスフロアとし、基準階約390坪の無柱空間を採用することで、柔軟で効率的なレイアウトを可能にした。1・2階には商業区画、地下1階には貸会議室を配置し、多様な働き方を支援するとともに、周辺街区の回遊性を高める構成だ。
建替にあたって、同社は「継承と革新」をキーワードに外装材には旧ビルと同じ花崗岩を用いることで、歴史的意匠を踏襲しながら高い環境性能の実現を目指す。また、太陽光発電や高効率熱源設備、大温度差送水システム、スマートフォン操作による個別空調制御を導入し、省エネと快適性を両立。さらに、画像センサによる照明・空調制御やエネルギー情報提供システムも採用し、テナントの省エネルギーを支援する。
既に大半の区画が成約済みと見られ、賃貸市場における高グレードビルの好調ぶりを象徴する開発と言える。
物件概要
物件名:八重洲ダイビル
事業主:ダイビル株式会社
所在地:東京都中央区京橋1丁目1番1号
最寄駅:JR「東京駅」・東京メトロ銀座線「京橋駅」徒歩4分 / 東京メトロ銀座線・東西線「日本橋駅」徒歩5分
規模:地上11階・地下3階
延床面積:約6,853坪
竣工:2025年6月30日