桜島で大型ホテル開発が本格着工 合同会社桜島開発
鹿島建設、日本郵政不動産、SMFLみらいパートナーズ、京阪神ビルディングの4社が共同出資する合同会社桜島開発は、大阪市此花区桜島でホテル「Osaka Sakurajima Resort」を本格着工した。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（USJ）のオフィシャルホテルとして、外資系ブランドが参画する唯一の計画となる。
計画は地上14階・地下1階、SRC造・S造で、敷地面積17,246㎡、延床面積100,494㎡の規模とする。JR桜島線「ユニバーサルシティ」駅から徒歩6分に位置し、2029年の竣工・開業を予定する。ホテルは「インターコンチネンタル」（244室）、「キンプトン」（246室）、「ホリデイ・イン・リゾート」（327室）の3ブランドで構成し、計817室を整備する。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン周辺では、インバウンド回復や国内観光需要の底堅さを背景に、宿泊需要が高水準で推移している。オフィシャルホテルは国内系ブランドを中心に供給されており、本計画のように外資系ホテルブランドが参画するケースは限られる。3ブランド計817室を一体開発する本プロジェクトは、ラグジュアリーからファミリー層まで幅広い需要を取り込む構成とし、エリア全体の宿泊受け皿拡充と滞在価値の高度化に寄与する計画となる。
物件概要
名称：Osaka Sakurajima Resort
事業主：合同会社桜島開発（鹿島建設、日本郵政不動産、SMFLみらいパートナーズ、京阪神ビルディングが出資するSPC）
運営会社：IHG Japan Management合同会社
所在地：大阪府大阪市此花区桜島一丁目506番、507番（地番）
最寄駅：JR桜島線「ユニバーサルシティ」駅 徒歩6分
着工：2025年12月
竣工予定：2029年
規模：地上14階／地下1階
延床面積：約30,399坪
総客室数：817室（インターコンチネンタル244室、キンプトン246室、ホリデイ・イン・リゾート327室）