八丁堀・茅場町のオフィス【賃料が安い穴場】事務所利用のメリット

平井 瑛(Ei Hirai)

目次

  1. 八丁堀・茅場町の歴史
  2. 八丁堀・茅場町のオフィス事情
  3. 茅場町駅直結の新オフィスビル「KABUTO ONE」
  4. 終わりに

東京駅から徒歩圏内に位置する八丁堀・茅場町エリア。複数路線が利用可能であり、千葉から西東京まで広範な地域からアクセスが可能になっています。このように利便性が非常に優れているだけでなく、賃料相場も近隣の銀座や日本橋駅周辺と比べると安くなっているため、コストパフォーマンスにも優れた穴場エリアとなっています。今回はそんな八丁堀・茅場町エリアのオフィス事情について詳しくご紹介していきます。

八丁堀・茅場町の歴史

現在の八丁堀駅から茅場町駅にかけての地域は、江戸時代に治安維持の任務に当たった与力や同心といった役人が住んでいた地域であり、八丁堀という地名自体がそれらの役職を指す代名詞にもなっていました。また現在の中央区新川周辺にあった堀に入港する船頭・船員たちが訪れる銭湯や居酒屋が多くあり、下町の銀座としてかつては栄えていました。オフィスビルが増えた現在では街の風景は大きく変わりましたが、所々にかつての下町の面影を感じられる場所が残っています。また付近の隅田川や日本橋さくら通りでは春になると桜が咲き、人々の憩いの場となっています。

兜町の日本証券取引所

戦後は日本橋兜町に東京証券取引所ができたこともあり、この地域は証券会社や銀行など金融機関が多く集まりました。バブル崩壊後の現在はかつてほどの活気はありませんが、依然として金融機関が集まっているのが特徴となっています。また日本の資本主義の父とも言われ、国立銀行条例の制定や第一国立銀行の設立に関わった渋沢栄一の邸宅もこの辺りに立地していました。このように八丁堀・茅場町エリアは日本の金融と足並みを揃えて発展してきた街であることがわかります。

八丁堀・茅場町のオフィス事情

茅場町駅周辺には「花王」や「カネボウ」といった大手化粧品会社の本社があります。また駅の北側方面には東京証券取引所があるため、金融機関や日本経済新聞といった金融・報道関係の企業が立地しています。駅の東側方面は高級住宅街となっているため、オフィスビルは主に北側・南側、そして日本橋方面の西側に立地しています。 一方、八丁堀駅周辺にも「味の素」や「エスビー食品」の本社をはじめとした大企業が立地しています。茅場町と同様に、大規模オフィスビルは少ないことから中小企業の立地も多くなっています。 交通面では茅場町駅で東京メトロ日比谷線と東京メトロ東西線が利用可能です。また八丁堀駅でJR京葉線と東京メトロ日比谷線が利用可能です。したがって、東京駅や銀座駅には5分以内にアクセスすることができます。また日本橋駅や京橋駅も徒歩圏内であることから交通面で特に困ることはなさそうです。 このように東京駅や銀座など東京の一等地と隣接する八丁堀・茅場町エリアですが、賃料相場は近隣エリアに比べて安くなっています。具体的には八重洲・日本橋・京橋エリアが約25000円/坪となっているのに対し、隣の八丁堀・茅場町エリアは17000円/坪前後となっており、コストパフォーマンスに優れていることがわかります。超高層ビルはありませんが、比較的小さな規模のオフィスを探している場合には穴場の地域と言えそうです。

八丁堀・茅場町近隣のオフィス賃料相場

出典:https://www.estie.jp/office/area/tokyo/chuo-ku/hatchobori-kayabacho/result

茅場町駅直結の新オフィスビル「KABUTO ONE」

Kabuto one 外観

出典:https://www.heiwa-net.co.jp/urban_development/kabuto_cho/

大規模オフィスビルが少なく、中小企業に人気の八丁堀・茅場町エリアですが、2023年にオフィス・店舗・金融貢献施設からなる大規模複合施設の完成が予定されており、このエリアの新たな顔となることが期待されています。ビルの名称は「KABUTO ONE」であり、日本経済の中心として栄えてきた兜町が“これからも不変の始まりの地=基点であり続ける”という想いが込められています。 新たに建設されるKABUTO ONEの基本情報は以下のようになります。 名称: KABUTO ONE 建築主: 平和不動産、山種不動産、ちばぎん証券株式会社 設計: 三菱地所設計 施工: 大林組 延床面積: 39,423.00㎡(約11,849坪) 基準階占有面積: 1,889㎡(約574坪) 階数: 地上15階、地下2階 高さ: 82.0m 竣工予定: 2023年2月(2021年7月に部分開業)

出典:https://contents.xj-storage.jp/xcontents/88030/39838abe/cdde/40e4/b30c/e2511d07778f/140120190521431465.pdf KABUTO ONEのオフィスフロアは基準階占有面積が約574坪と、このエリアでは最大級の広さを誇ります。天井高2,800mm、OAフロア1,000mmと高いスペックを誇り、大規模オフィスビルが少ないこのエリアにおいて新たな受け皿となることが期待されます。 また東京証券取引所の近くに構えるオフィスビルとして、地上3階には投資家と起業の対話・交流を促進する拠点となるライブラリー・ラウンジ、4階には株主総会やIR説明会に利用可能なホールが設置されるなど、金融の街にふさわしいオフィスビルとして認知されていくことが期待されます。

国家戦略特区プロジェクトの第1弾の「KABUTO ONE」を皮切りに、エリア内の新金融拠点「FinGATE」に3つのオフィスを開設する予定です。「国際金融都市・東京」を目指し、Fintech企業などのスタートアップ企業も誘致していく予定です。

終わりに

いかがでしたでしょうか?八丁堀・茅場町駅周辺は、東京駅・銀座・日本橋など都内の人気エリアに隣接し、抜群の利便性を誇りながらも比較的安い賃料相場に落ち着いている穴場エリアだということがお分かりいただけたかと思います。大企業はもちろんですが、都内でオフィス探しをしている中小企業にとって最適な場所と言えそうです。また、新たに大型複合施設であるKABUTO ONEの竣工も予定されており、ますますこの地域の人気が高まっていくことが予想されます。この記事で少しでも八丁堀・茅場町エリアの魅力が伝わっていれば幸いです。 ぜひその他の記事もチェックしてみてください!

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監修

執筆者
平井 瑛(Ei Hirai)
経歴
東京大学経済学部卒業後、三菱地所入社。三菱地所の海外事業、オフィスビル賃貸営業を経て、2018年12月にestieを共同創業。 estieでは代表取締役として不動産業界に関わる深い知識から様々なサービス開発に関わる。趣味は靴磨きで、社員の靴までも磨く。 【執筆】『ビジネスイノベーションスペースの新たな潮流とその経済価値』(一般財団法人日本不動産研究所 不動産研究第61巻第1号 特集;シェアリングエコノミーと不動産市場)
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