オフィス家具をリースするメリット・デメリット|レンタルとの違いも解説

中村 優文(Masanori Nakamura)

目次

  1. オフィス家具のレンタルとリースとの違いとは?
  2. オフィス家具をリースするメリット4つ
  3. オフィス家具をリースするデメリット4つ
  4. オフィス家具のサブスクリプションという選択肢も
  5. メリット・デメリットを把握してオフィス家具のリースを活用しよう

オフィス家具のレンタルとリースとの違いとは?

レンタルの場合はレンタル会社が取り扱っている家具から借りる形になりますが、リースの場合は好きな家具を選択できます。借りられる期間や金額にも差があり、レンタルは短期利用したい方向け、リースは、長期利用したい方向けでしょう。


本記事では、オフィス家具をリースするメリット・デメリット、レンタルとの違いについて解説していきます。オフィス家具の借り方を悩んでいる方は参考にしてください。

オフィス家具をリースするメリット4つ

次は、オフィス家具をリースするメリット4つについて紹介します。オフィス家具をリースするメリットには、初期費用を抑えられる・毎月の支払い額が一定になる・選べる家具の選択肢が広い・いらなくなった際に処分の手間がない、などがあります。

1:初期費用を抑えられる

オフィス家具をリースするメリットとして1つ目は、初期費用を抑えられることです。絶対に購入したいものは購入するとして、借りたもので良いものはリース契約しようと割り切って考えれば、事業の初期費用は少なく収まります。


ある程度長期に渡る年数を利用する場合でも、実質耐用年数を考慮した使用期間を設定できるので、常に新品で綺麗なオフィス家具を導入できます。

2:毎月の支払い額が一定になる

オフィス家具をリースするメリットとして2つ目は、毎月の支払い額が一定なことです。オフィス家具を購入しようとある程度資金を用意していても、まとめての出費は痛いと感じている事業主の方も多いでしょう。


リースであれば月々の支払額は一定なので、予算などを考えやすいメリットがあります。資金が一気に減ってしまうことはなく、浮いた分を他の資金に回せます。オフィス家具の購入は利益に余裕が出てきてから考えるという場合におすすめです。

3:選べる家具の選択肢が広い

オフィス家具をリースするメリットとして3つ目は、選べる家具の選択肢が広いことです。リースできるものは、オフィスデスクからチェア、脇机、パーティション、ホワイトボード、書庫、本棚、ロッカーなど、選べる家具の範囲が広く、オフィスに必要な家具はほぼリース可能です。

4:いらなくなった際に処分の手間がない

オフィス家具をリースするメリットとして4つ目は、いらなくなった際に処分の手間がないことです。産業廃棄物になるオフィス家具は、一般ゴミとしてゴミの日に出すことはできません。処分にはお金がかかります。


しかし、リースを利用すれば、オフィス家具を所有するわけではないため、借用期間が終われば再度リース会社に戻す形になり、処分の手間がかかりません。処分費用という無駄を削減できるでしょう。

オフィス家具をリースするデメリット4つ

次は、オフィス家具をリースするデメリット4つを紹介します。初期費用を抑えられたり、処分の手間がなかったりするリースは一見得に見えますが、デメリットについても考えておきましょう。


オフィス家具をリースするデメリットには、途中解約ができない・社有物にならない・契約前に審査がある・修理を自前でしなければならない場合もある、などがあります。

1:途中解約ができない

オフィス家具をリースするデメリット1つ目は、途中解約できないことです。リースは一度契約すると、利用しなくなったからといって途中で解約できません。


契約期間が終了するまで支払うことになるため、安易に多めの数を契約してしまうと「結局使用しなかった」と、がっかりすることもあるでしょう。無駄な費用を払うことになるため、契約前にそのオフィス家具が本当に必要なのかしっかり考えることが重要です。

2:社有物にならない

オフィス家具をリースするデメリット2つ目は、社有物にならないことです。リース契約では、リース期間が終了すると返却、もしくは再度のリース契約になります。気に入った家具でも購入できません。


リースを利用すれば初期費用の削減にはなりますが、気に入ってしまい長期利用することが分かっていれば、大きな買い物として購入費用に目をつぶったほうが良いケースもあります。

3:契約前に審査がある

オフィス家具をリースするデメリット3つ目は、契約前に審査があることです。リース契約の申し込みをした後、審査承認を受け、改めてリース契約締結になります。


審査される内容は融資を受けるような厳しさはないため、それほど大きなデメリットにはなりませんが、簡単にリースできると思っていると間違いなので注意しましょう。

4:修理を自前でしなければならない場合もある

オフィス家具をリースするデメリット4つ目は、修理を自前でしなければならない場合もあることです。リースでは、借りた家具を借りた状態の形で返却する原状回復義務があり、傷など破損と確認されるものがあれば、修理費用は借りた方にかかります。


ある程度長い期間借りれば当然修理が必要になる状態もあり得るでしょう。ただ、リース会社によって、利用期間が長い場合、費用もリース会社負担というケースもあるため、利用の際はこの辺りは念入りに確認しましょう。

オフィス家具のサブスクリプションという選択肢も

レンタルやリース以外に、オフィス家具を借りる手立てとして、サブスクリプションという選択肢があります。サブスクリプションは「サブスク」という略語で、アニメ・映画などが自由に見たり聞けたりできる月額定額制の配信サービスを思い浮かべる方もいるでしょう。


サブスクリプションとは、一定の期間に応じて、物・サービスを使う権利を提供するサービスであり、オフィス家具の場合は、対価を支払うことで家具を利用できます。

リースとレンタルと購入のいいとこどりと言われるサブスクリプション

サブスクリプションは、新品で好きなものを好きな期間利用でき、購入も可能です。レンタルやリースでは購入できません。レンタルの場合多くは中古品から選ぶことになります。


サブスクリプションは不要になれば返却もでき、必要に応じて好きな期間借りられるため、費用の無駄も生じません。利用期間を過ぎても利用したければ契約期間を延長して継続利用も可能です。商品の破損補償もついているため、修理費用の面も安心です。

メリット・デメリットを把握してオフィス家具のリースを活用しよう

オフィス家具をリースするメリット・デメリットやレンタルとの違いについて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。メリット・デメリットを把握してオフィス家具のリースを活用しましょう。


リースには、レンタルに比べて長期で借りた場合費用を抑えられたり、毎月の支払いが一定額にできたりする点が挙げられます。ただ途中解約ができないことや、破損した場合修理が自費になる点などのデメリットもあることは注意しましょう。

監修

執筆者
中村 優文(Masanori Nakamura)
経歴
早稲田大学大学院卒業。大学院時代では未踏スーパークリエータに認定される。その後、三菱地所に入社し物流施設のアセットマネジメントや営業に従事。 不動産業界の知見とエンジニアリングの知見両方を持ち合わせており、estie proのプロダクトマネジャーとして活躍。 フットワーク軽く社内イベントをよく開催する。
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