海外の照明ブランドのご紹介
- 2021/07/05
空間の中で、照明器具をデザインとして取り入れていますか。ペンダントライトやスタンドライトなどの装飾は、一つで空間を華やかにすることができます。今回は特にデザイン性の高い照明を扱う海外のブランドについてお伝えしたいと思います。
ペンダントライト
天井から吊り下げるタイプの照明です。コードやチェーンによって吊ることが一般的です。天井に直接取り付けられているシーリングライトは、空間全体を明るくすることが多いですが、ペンダントライトは、空間のアクセントとして用いられることが多いです。
ペンダントライトはデザインによって、光の広がり方に違いが生まれます。 同じ電球を使用していても、デザインによって部屋の印象を大きく変えるため、選ぶときに大切な要素になります。
シェード部分から全体に光が拡散されるタイプは「全体照明」タイプになります。部屋全体を明るく照らしたい場合はこちらのタイプがおすすめです。
シェード部分の下部にだけに光が届くタイプであれば「補助照明」タイプになります。こちらのタイプは部屋全体を照らす役割よりも、局所的に明るくしたい場合や、インテリアとしてワンポイントアクセントとして用いられるケースが多いです。
ペンダントライト1つでもこのような違いがありますので、照明としての役割をきちんと果たせるかも重要なポイントとなります。照らしたい範囲や用途を十分考慮した上で、照明のタイプを選ぶことが大切です。
スタンドライト
スタンド型の照明を総称して呼びます。スタンド型の照明には主に2タイプあり、部屋全体を照らすフロアスタンドと、手元を照らすテーブルスタンドです。フロアスタンドはその名の通り床に置きますが、テーブルスタンドはテーブルなどの台の上に置くことが多いです。
フロアスタンドの中にも「シェード型」「グローブ型」「スポットライト型」「トーチ型」と形状によって4タイプに分けられます。
一般的によく見られる「笠」の形をした光を通す素材で電球が覆われているようなものが「シェード型」となります。笠部分全体から淡く光が発せられるため、周囲を優しく照らし、部屋の雰囲気を変える役割を持ちます。
照明ブランドについてお伝えします。
louis poulsen / ルイスポールセン
北欧・デンマークの照明ブランドです。
現在では近代照明のルーツといわれ、世界の照明デザインに大きな影響を与えていますが、工具や電気用品の販売を手掛けていたポールセン一家が1874年に創業しました。1924年のパリ博覧会のためにポール・へニングセンと共同で開発した照明器具が高い評価を得て、照明器具の発売を開始しています。
「形態は機能に従う」というスカンディナヴィア・デザインの伝統にもとづく製品づくりを実践し、部屋や空間の快適性を表現する「光の質」を追求する照明ブランドです。
参考:https://www.louispoulsen.com/ja-jp/private
LIGHTYEARS / ライトイヤーズ
2005年、デンマークの第2の都市、オーフスに設立されました。
日照時間が短い北欧諸国において「光」は非常に大切な存在です。室内で心地よく快適に暮らせるよう、高い機能性を持った、シンプルかつ良質な光を放つ“美しい”デザインの照明を追求しています。
彼らの考える照明において重要なことは、「空間を彩るための美しいフォルムであること」「光を供給するための高い機能性を兼ね備えていること」であり、ディテールにおけるわずかな部分であっても意味を持たなくてはならないと考えています。著名なデザイナーや建築家とのコラボレーションによって、新興の照明ブランドでありながらも、世界中で高い人気を得ています。
他にもまだまだありますが、今回は、以上2つのブランドをご紹介させていただきました。照明にもご興味お持ちいただけたら嬉しいです。