豊洲センタービル【オフィス情報】利便性と周辺環境について

中村 優文(Masanori Nakamura)

目次

  1. 豊洲センタービルの基本情報
  2. 豊洲のビジネスエリア発展の歴史
  3. 豊洲オフィスビルの先駆け「豊洲センタービル」
  4. 終わりに

皆さんは豊洲センタービルをご存知でしょうか?豊洲センタービルは1992年10月に竣工した地上37階の高層オフィスビルで、2006年に竣工した豊洲センタービルアネックスとともにツインタワーを形成しています。東京メトロ有楽町線とゆりかもめが通る豊洲駅直結と、アクセス面は抜群のオフィスであると共に、周辺には「ららぽーと豊洲」などの商業施設が立地しています。今回はこのように利便性の優れた豊洲センタービルのオフィスの魅力について紹介していきます

豊洲センタービルの基本情報

豊洲駅直結であり、東京駅に約10分、永田町駅に約11分、新宿駅には約21分でアクセスできる好立地にある豊洲センタービル。基本情報は以下の通りです。 名称: 豊洲センタービル 住所: 東京都江東区豊洲3-3-3 竣工: 1992年10月 高さ: 165m 階数: 地下2階、地上37階 敷地面積: 28,881㎡(8736.50坪) 延床面積: 97,748.86㎡(29569.03坪) 設計: 日建設計 施工: 清水建設、大成建設、鹿島建設、熊谷組、佐藤建設JV アクセス: 東京メトロ有楽町線・ゆりかもめ「豊洲駅」直結

豊洲センタービルアクセス

出典:https://goo.gl/maps/vP7T5pk7v1r5mKZw9

高層階は本社を構える株式会社NTTデータが占めています。その他のテナントに関しては、以前豊洲に造船所を構えていたIHI(旧石川島播磨重工業)の関連会社が入居するなど、地域柄が反映されたテナント構成になっています。また1階と地下には飲食店などがあり、多くのオフィスワーカーに利用されています。

豊洲のビジネスエリア発展の歴史

豊洲市場の開場などで、近年ますます存在感を増している豊洲エリアですが、もともとこの辺りには三井系のIHI(旧石川島播磨重工業)の造船所がありました。その名残から現在では「ららぽーと豊洲」や「豊洲ベイサイドクロスタワー」など三井不動産が開発を手掛けたものが多くあります。 オフィス街としての歴史は新しい豊洲エリアですが、その特徴として挙げられるのが緑の多さと景観の豊かさです。自然環境に配慮した開発が行われていて、ビルの敷地内はもちろん、幅の広い道路にも街路樹が茂っており、緑豊かな景観が形成されています。 豊洲エリアではホテルとオフィスが入った複合ビル「メブクス豊洲」の開業など、さらなるオフィスビルの開発が見込まれています。都心にはない緑や落ち着きといった魅力を持った豊洲はビジネスエリアとして今後より重要な地域になっていくことが期待されています。

豊洲オフィスビルの先駆け「豊洲センタービル」

大正時代までは海だった豊洲は、埋め立てが進み、1937年に「豊かな土地になるように」との願いから豊洲と名づけられました。以前は工業地区として発展してきましたが、産業構造の変化とともに徐々にこれらの工場が移転していきました。再開発が行われ、1988年に有楽町線の豊洲駅が開場しました。そしてその4年後に完成したのが今回紹介する、株式会社NTTデータの本社屋となった豊洲センタービルとなります。 その後2006年に晴海大橋が開通し、大型船の運行ができなくなったことをきっかけとして、豊洲の再開発が一段と進み、現在のように多くのオフィスビルが建設されていきました。豊洲のオフィスビルの先駆けとも言える豊洲センタービルの前には豊洲エリアらしく、木々に囲まれた円形の広場とスターバックスコーヒーがあり、働く人々や区民の憩いの場となっています。周辺には「あいプラザ」や「ららぽーと豊洲」など商業施設が充実しており、非常に利便性が高い立地といえます。 歴史の浅い豊洲のビジネスエリアでは近年多くのオフィスビルが建設されています。そのため、地域の中で比較すると豊洲センタービルは新しいビルとは言えません。しかし震度6強〜7程度の揺れでも倒壊しないような基準として設定されている新耐震基準を満たており、安全性においても優れていると言えます。

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終わりに

いかがでしたでしょうか。今では様々なオフィスビルが立ち並ぶ豊洲エリアですが、その歴史はかなり新しく、その草分け的存在が今回紹介した豊洲センタービルになります。緑豊かで、都心にはない落ち着きと高い利便性を同時に兼ね備えるのが豊洲エリアの魅力なのではないでしょうか。 この記事で少しでも豊洲エリアと豊洲センタービルの魅力が伝わっていれば幸いです。

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監修

執筆者
中村 優文(Masanori Nakamura)
経歴
早稲田大学大学院卒業。大学院時代では未踏スーパークリエータに認定される。その後、三菱地所に入社し物流施設のアセットマネジメントや営業に従事。 不動産業界の知見とエンジニアリングの知見両方を持ち合わせており、estie proのプロダクトマネジャーとして活躍。 フットワーク軽く社内イベントをよく開催する。
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