リモートワークを導入するメリット9選|注意点やポイントとは?

田中 陸(Riku Tanaka)

目次

  1. リモートワークを導入する企業が増えている理由
  2. リモートワークを導入するメリット9選
  3. リモートワークを導入する注意点3つ
  4. リモートワークを導入するポイント6つ
  5. リモートワークを導入して業務効率化を目指そう

リモートワークを導入する企業が増えている理由

日本では年々、親の介護や子供の育児を理由に職場を離れる人が増えることで慢性的な人手不足に陥っています。


そのため、リモートワークを導入すればオフィスコストを下げながら人員を確保することができるため、多くの企業がリモートによる在宅勤務に切り替えています。


ただし、リモートワークを導入する際にはメリットだけでなくデメリットも生じることになります。そのため、ポイントを押さえながらリモートでの勤務を取り入れていく必要があります。

リモートワークを導入するメリット9選

企業経営者でリモートワークの導入を検討している人は、リモートでの勤務を取り入れることでどのようなメリットを得ることができるのか知りたい方も多いのではないでしょうか。


リモートワークを実施することで、オフィスの椅子やデスクなどの備品を用意しなくて良いので、オフィスコストが下げられることだけでなく、通勤の手間も省けるため、柔軟な働き方が可能になりました。従って、従業員の離職を防ぐことができます。

1:コストの削減につながる

リモートワークを導入することで得られるメリットの1つ目にコストの削減に繋がる点が挙げられます。


オフィスを使って従業員に仕事をさせていく場合、オフィス内のデスクや椅子、通信費や光熱費も掛かるようになりますが、リモートワークに切り替えることでそれらのコストを削減できます。


また、リモートワークで書類作成のための印刷費や通勤にかかる交通費も削減することが可能でしょう。

2:人材不足を防ぐ

リモートワークを導入することで得られるメリットの2つ目に人材不足を防ぐことができる点が挙げられます。


リモートワークを導入することができれば、ワークライフバランスを考慮した働き方をしていけるようになります。そのため、社員の家族に介護や育児が必要になってもリモートワークで仕事を続けていくことができるので退職する社員を減らせるでしょう。

3:通勤の手間が省ける

リモートワークを導入することで得られるメリットの3つ目に通勤の手間を省くことができる点が挙げられます。


リモートワークを取り入れることができれば、社員一人一人の通勤の手間を省くことができるだけでなく体力や精神面での負担がなくなるので仕事への集中力を維持できるでしょう。

4:生産性の向上が見込める

リモートワークを導入することで得られるメリットの4つ目に生産性の向上が見込める点が挙げられます。


リモートワークは通勤の手間を省くことができるだけでなく、時間や場所を問わず仕事をしていけるので作業自体の効率化を図ることができるので生産性を向上させていくことができるようになるでしょう。

5:災害時でも事業継続ができる

リモートワークを導入することで得られるメリットの5つ目に災害時でも事業継続をしていくことができる点が挙げられます。


リモートワークを導入することができれば、災害や震災が発生した際でも社員にリモートワークによる作業をさせていくことができるので、企業自体の生産性を大幅に低下させる心配がなくなるでしょう。


社内の事業を安定させていくためにもリモートワークの導入を検討してみましょう。

6:従業員の離職率の低下

リモートワークを導入することで得られるメリットの6つ目に従業員の離職率を低下させていくことができる点が挙げられます。


リモートワークでの働き方を実践できるオフィスならば、通勤の手間を減らすことができます。また、リモートによる勤務となるのでワークライフバランスを考慮した働き方ができるため、社員満足度を上げることに繋がり、結果的に離職率を下げていくことができるでしょう。

7:柔軟な働き方ができるようになる

リモートワークを導入することで得られるメリットの7つ目に柔軟な働き方をしていけるようになることが挙げられます。


リモートワークでの勤務を取り入れることができれば、オフィスへ出社しなくても自宅やコワーキングスペース、サテライトオフィスなどで仕事をすることができるので柔軟な働き方をしていけるようになり、通勤の煩わしさや出社に掛かる手間をなくすことができます。

8:エリアを限定せず優秀な人材雇用ができる

リモートワークを導入することで得られるメリットの8つ目にエリアを限定せずに優秀な人材雇用ができる点が挙げられます。


リモートワークを取り入れることができれば、リモートで採用活動や勤務を行っていくことができるのでリモートでの職場環境を整え、採用した際の待遇を良くしておくことでエリアにこだわらず優秀な人材の確保ができるようになるでしょう。

9:社員満足度の向上につながる

リモートワークを導入することで得られるメリットの9つ目に社員満足度の向上に繋ぐことができる点が挙げられます。


企業経営者がリモートワークでの働き方を実践できれば、ワークライフバランスを考えた働き方をしていけるので介護や育児をしながらでも勤務が可能になるので社員の負担が減り、その結果、社員満足度の向上に繋がります。

リモートワークを導入する注意点3つ

続いて、リモートワークを導入する際の注意点について紹介していきます。


リモートワークによる作業はオフィスに出社しないで勤務する形となるので、従業員の業務管理を徹底させておく必要があり、また、パソコンやモバイルツールによる情報漏洩を防ぎながらリモートでの勤務を進めていくことが重要になってきます。

1:情報漏洩に注意する

リモートワークを導入する際の注意点の1つ目に情報漏洩に注意しておくことが挙げられます。


リモートワークでの勤務になるとオフィス内のパソコンではなく、社員の自宅にあるパソコンで仕事をしていくことになります。そのため、安全性の高いセキュリティソフトを導入したり、メールを開く際も情報漏洩に注意したりして業務を行っていく必要があります。

2:従業員の業務管理を徹底する

リモートワークを導入する際の注意点の2つ目に従業員の業務管理を徹底させておくことが挙げられます。


リモートワークを導入するとオフィスに出社しないため、勤怠管理が複雑になり難しくなってしまうことが予想されます。そのため、Webカメラを活用した勤務をさせるようにしたり、ログ管理や勤怠管理のシステム導入を検討する必要があります。

3:連絡する方法を決めておく

リモートワークを導入する際の注意点の3つ目に連絡する方法をあらかじめ決めておくことが挙げられます。


災害が起きた際などはリモートワークだとオフィス内に社員がいないため、安否の確認がしづらくなってしまうので非常時などはタブレットや携帯電話などのツールを使えるようにしておき、連絡を取るようにしましょう。

リモートワークを導入するポイント6つ

最後にリモートワークを導入する際、押さえておきたいポイントについて紹介していきます。


社員にリモートワークの目的を伝え、必要性を理解してもらった上で導入を進めるようにし、リモートワークで働く際の社員評価基準や就業規則を定めてリモートでの勤務体制を整えていくようにしましょう。


また、公平な就業規則を定めていくためにも、リモートワークを試験的に取り入れて課題を洗い出しておきましょう。

1:就業規則の見直しをする

リモートワークを導入するためのポイントの1つ目に就業規則の見直しをしておくことが挙げられます。


リモートワークの勤務に切り替える場合は、試験的にリモートでの勤務を取り入れ課題を洗い出し、解決策を考えながら必要となる環境を整えてリモートワークをする際の就業規則を定めていくことが大切です。

2:導入する目的を明確にする

リモートワークを導入するためのポイントの2つ目に導入する目的を明確にしておくことが挙げられます。


リモートワークを導入することでどのようなメリットを享受していきたいのか明確にしておかないと漠然とオフィス勤務からリモートワークへ切り替えても何もメリットを得ることができなくなります。


そのため、業務効率化やコスト削減という何か具体的な目的を持ち導入することが大切です。

3:必要なITツールを準備しておく

リモートワークを導入するためのポイントの3つ目に必要となるITツールを準備しておくことが挙げられます。


Webカメラを活用するためのアプリケーションを導入したり、社員同士でコミュニケーションを取っていくためのツールを社員一人一人が使えるようにしておき、リモートワークを進めていく上で必要となるITツールの準備を進めておきましょう。

4:セキュリティ体制を整える

リモートワークを導入するためのポイントの4つ目にセキュリティ体制を整えておくことが挙げられます。


オフィス内のパソコンであれば企業側が扱うツールのセキュリティ対策をしておけますが、遠方で仕事をしている社員のパソコンなどのモバイルツールのセキュリティ管理はこちらでは難しくなります。


そのため、事前に社員研修などを行い、セキュリティの需要性を認識させる必要があります。

5:社員の評価基準を決める

リモートワークを導入するためのポイントの5つ目に社員の評価基準を決めておくことが挙げられます。


オフィスで仕事をする場合の評価基準をそのままリモートワークで勤務した際の社員の評価基準とせず、オフィス社員、リモートワーク社員の双方が納得する形で新たに社員評価基準を定めておく必要があるでしょう。

6:社内での認識を共有する

リモートワークを導入するためのポイントの6つ目に社内での認識を共有することが挙げられます。


業務を続けていく上で必要となる情報はコミュニケーションに特化したシステムツールなどで共有できるようにしておき、震災や災害が起きた際も情報を共有できるように社員一人一人のICT環境を整えておくようにしましょう。

リモートワークを導入して業務効率化を目指そう

リモートワークを導入した場合に得られるメリットや注意点、押さえておきたいポイントについて紹介していきましたがいかがでしたでしょうか。


リモートワークを導入することができれば離れた場所から優秀な人材を確保できるだけでなく、社員の通勤の手間も省け、業務に集中していく環境が整えられ、作業効率を考慮した働き方をさせていくことが期待できます。


リモートワーク導入を実現させ、コスト削減や業務効率化を目指しましょう。

監修

執筆者
田中 陸(Riku Tanaka)
経歴
東京大学経済学部卒業後、住友不動産入社。オフィスビルのアセットマネジメントを担当し、海外事業部にて世界主要都市の市場調査や投資検討に従事。 estieでは、セールスマネージャーとして営業や事業開発を手がける。 ベンチャー感を出すため、ヒゲと伊達眼鏡をトレードマークにしている。
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