オフィスの移転に伴うメリットとは?オフィスの移転でのメリット8選などを紹介

中村 優文(Masanori Nakamura)

目次

  1. オフィスの移転に伴うメリットとは?
  2. オフィスの移転でのメリット8選
  3. オフィス移転する際のポイント3選
  4. オフィスの移転での注意点4選
  5. オフィスの移転で業務効率をあげよう

オフィスの移転に伴うメリットとは?

新しい事業を始めたり、企業のブランドを高めるためなど、いろいろな理由によってオフィスの移転をすることがあります。


また、そのオフィスの移転は目的を達成するために必要なことというだけではなく、他にいろいろなメリットを得ることができます。


効率的に多くのメリットが得られるように、オフィスの移転をすることで、どのようなメリットが得られるのか、事前に把握しておくようにしましょう。また、オフィスの移転にはメリットだけでなく、いくつか注意すべき点があることも把握しておきましょう。

オフィスの移転でのメリット8選

オフィスの移転は企業としての目的を達成するために行われます。しかし、オフィスを移転することは、目的達成以外にもいろいろなメリットが得られます。


オフィスの移転には、大きな労力や費用、時間がかかるので、どのようなメリットが得られるのかを把握して、より多くのメリットを得られるようにしましょう。

1:社員のやる気やモチベーションの向上

慣れた環境で仕事をすることも良いですが、ずっと同じ環境で仕事をしていれば、仕事に対するモチベーションが下がってしまうこともあります。


しかし、オフィスを移転して新しい環境や、買い換えて綺麗になったデスクや棚などによって、気持ちが切り替わることで社員のモチベーションを上げる効果が期待できるでしょう。


また、オフィスからの眺めが良かったり、周囲に飲食店などが多いなども社員のモチベーションに影響を与えることがあります。

2:社内のコミュニケーションの活性化

オフィスを移転するということは、オフィスレイアウトを大きく変更する機会でもあります。


そのため、ミーティングスペースを確保したり、リラックスできる休憩スペースを作ったりなど、現状のオフィスで改善すべき点を改善するチャンスでもあります。


これらのような社員にとって働きやすい環境を整えることで、社内のコミュニケーションが活性化することもあるでしょう。

3:企業のブランドイメージが上がる

オフィスを移転すれば、外部からは業績が好調という印象を与えることができたり、綺麗な新オフィスで顧客と商談することで良い印象を与えることができるなど、企業としてのブランドイメージを向上させることが可能です。


また、企業のブランドイメージが上がれば、業績も上げやすくなります。

4:作業スペースの環境の向上

オフィス移転をすれば、オフィスレイアウトを大きく変更することができます。


そのため、現在のオフィスで、通路が狭い、プリンターが遠いなどの仕事をするために不便に感じていることがあればオフィスレイアウトの変更によって改善することが可能です。


また、仕事環境を整えることは社員のモチベーションの向上にもつながります。

5:リクルートが円滑に行える

オフィスの移転をすれば、企業のブランドイメージを高めることができます。企業へのイメージを向上させることで、新卒採用や中途採用などの採用活動を行う際には、より多くの応募者を集めることができるようになるでしょう。


また、多くの応募者を集めて説明会を行ったり、個人の面談を行ったりなどを想定したオフィスレイアウトにすることで、これらを円滑に行いやすくすることもできます。

6:優秀な人材確保につながる

採用活動を行う際には応募者を企業に招いて説明会や面接などを行ったりすることもあります。その際に、綺麗で新しい新オフィスであれば、応募者から良い印象を持ってもらうことができ、志望度を高める効果が期待できるでしょう。


そのため、選考や内定の辞退者を減らすことができ、優秀な人材を確保できる可能性を高めることが可能です。

7:ストレスの軽減

会社が駅から離れていると、駅からさらにバスや自転車などでの移動が必要になったりします。


また、会社が駅から離れていることで、通勤時間が長くなったり、電車だけでなくバスでも窮屈な思いをしたり、雨の日でも自転車で会社に向かわなかったりしないといけないこともあるでしょう。


このような問題点も、オフィスを移転する際に立地を条件に加えておけば、解決することができます。出勤がしやすくなれば、社員は精神的にも、体力的にも、ゆとりを持ちやすくなります。

8:社員の定着率が上がる

働きにくい環境であれば、社員が不満を持ってしまうことで離職率を上げてしまう可能性があります。また、就職や転職をする際に職場環境を企業選びの判断材料にする人も多くいます。


そのため、オフィスを移転する際に、社員が働きやすい環境を整えることは離職率を下げる効果も期待でき、社員の定着率を上げることも可能です。

オフィス移転する際のポイント3選

オフィスの移転には労力も時間も費用もかかります。そのため、オフィスの移転は失敗することができません。オフィスの移転に失敗しないためにも、オフィスの移転を決定する前にいくつか押さえておくべきポイントがあります。

1:会社にとっての影響を明確にする

オフィスを移転すれば多くの届出や手続きが必要になります。また、移転を関係者に伝えたり、職場環境が大きく変化したりなど、いろいろな影響が起こります。


そのため、オフィスの移転という選択は適切であるか、オフィスを移転することでどのような影響があるのか、その影響にはどのようにして対処するのかなど、事前に明確化しておく必要があるでしょう。

2:社員の理解説明を行う

オフィスの移転が企業にとって必要なものであったとしても、勤務地が変わったり、職場環境が変化したりなどすることは社員にとって非常に重要なことです。場合によっては、移転をきっかけに退職を希望する社員が出てくる可能性もあります。


そのため、オフィスの移転は経営陣だけで決めるのではなく、社員にオフィスを移転させる目的やオフィスを移転することで社員が得られるメリットなど伝えて、理解を得ておく必要があります。

3:事前に従業員の意見を聞く

オフィスを移転するのであれば、社員からの理解を得ておく必要があります。もし、社員の意見を聞かず、勝手に経営陣だけでオフィスの移転を決められてしまうと、自分たちの意見が判断材料に入っていないと不満が起こる可能性があります。


また、オフィスで実際に仕事をしているのは社員です。そのため、オフィスの移転計画を立てる際には社員の意見を反映する必要もあるので、事前に社員の意見を集めることも必要になります。

オフィスの移転での注意点4選

オフィスの移転は失敗することができません。


そのため、オフィスの移転を成功させるためにも事前に注意点を把握しておく必要があります。また、その注意点は多くありますが、その中でも特に注意すべき点がいくつかあります。

1:オフィスの賃貸料・備品などコストがかかる

オフィスのようなテナントは賃料が高いです。また、敷金や保証金なども必要になります。


さらに、移転するのであれば新オフィスの入居工事や旧オフィスの原状回復工事が必要となったり、備品を買い換えたり、引越し作業を業者に依頼したりなど、他にもいろいろなコストがかかります。


そのため、あらかじめオフィスの移転にはどのくらいの費用がかかるのかを調べておく必要があるでしょう。

2:準備作業に仕事が停滞する

オフィスには非常に多くの物があります。それらを新オフィスに持っていく物や処分する物などに分けたり、引越しのために荷物を梱包したりなどやるべきことが多くあります。


しかし、普段の業務もあるので、引越しの準備作業は仕事を行いながら並行して行わなければいけません。


また、仕事で使う物は引越しの直前まで片付けられなかったりするため、引越しの準備は社員の負担を大きくし業務の効率も落としてしまうことになります。

3:オフィスデザインのレイアウトの重要性

オフィスを移転する場合は、新しいオフィスレイアウトも考える必要があるでしょう。


オフィスレイアウトが悪く、社員が仕事をしにくいと感じたり、作業効率が落ちるようなことがあってはいけません。


そのようなことが起こらないためにも、事前に社員の意見を聞く必要があります。また、オフィスは社員が毎日使う物のため、奇抜なデザインも避けた方が良いでしょう。奇抜なデザインは社員だけでなく、来客があった場合に印象を悪くされてしまう可能性もあります。

4:移転準備は計画的にする

オフィスの移転では新オフィスの準備や旧オフィスの退去、それらに必要な工事や手続きなど、多くのことをする必要があります。


また、それらはいつでもできるのではなく、それぞれタイミングが決まっていたり、完了するまでに時間がかかってしまうものもあります。


そのため、移転準備をする際には、いつまでに、何をしておかなければならないか、しっかりと把握して計画的なスケジュールを立てること必要です。

オフィスの移転で業務効率をあげよう

オフィスを移転することで得られるメリットは多くあります。しかし、さまざまなメリットを得るためには、事前に注意しておくべき点をしっかりと把握しておく必要があります。オフィスの移転は失敗できないので、しっかりと準備を整え、オフィスの移転を成功させましょう。

監修

執筆者
中村 優文(Masanori Nakamura)
経歴
早稲田大学大学院卒業。大学院時代では未踏スーパークリエータに認定される。その後、三菱地所に入社し物流施設のアセットマネジメントや営業に従事。 不動産業界の知見とエンジニアリングの知見両方を持ち合わせており、estie proのプロダクトマネジャーとして活躍。 フットワーク軽く社内イベントをよく開催する。
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