運河に囲まれている野村不動産天王洲ビル|主な概要と特徴4つについてご紹介

中村 優文(Masanori Nakamura)

目次

  1. 野村不動産天王洲ビルってどんなところ?
  2. 野村不動産天王洲ビルの基本情報
  3. 野村不動産天王洲ビルの特徴4つ
  4. 野村不動産天王洲ビルのメリット3つ
  5. 野村不動産天王洲ビルの周辺賃料相場
  6. 野村不動産天王洲ビルはビジネスで利便性の高い立地

野村不動産天王洲ビルってどんなところ?

天王洲アイルは、東京湾ウォーターフロントのロケーションにあり、オフィスを中心としながら、カフェやレストランなど多彩なショップ、アートなどの文化的スペースを備えるビジネスタウンです。


その中でもひときわ大きく、存在感を放つランドマークタワーが「野村不動産天王洲ビル」です。


本記事では、このビルの特徴や周辺情報などを多方面から詳しく紹介して行きます。

野村不動産天王洲ビルの基本情報

野村不動産天王洲ビルは、当初、日本航空の本社ビルとして建設されました。


その後、野村不動産系のファンドに売却され、2010年にビル名もJALビルディングから現在の名称に変更されました。


以下に、野村不動産天王洲ビルの基本情報を紹介しましょう。

所在地

所在地は、東京都品川区東品川2丁目4−11です。 野村不動産天王洲ビルは、天王洲アイルの南側、天王洲公園のすぐそばに位置しています。


天王洲は品川区の臨海部にあり、1985年から開発が進められてきた島(アイル)です。都心にも羽田空港にもほど近く、アクセス性に優れたビジネスタウンであるとともに、周りを運河に囲まれ、水辺を活かした街並みがおしゃれなアーバンリゾートでもあります。

竣工

1985年に開発が始まった天王洲アイルに、当ビルが竣工されたのは1996年です。天王洲アイルの中では新しい方と言えます。


非接触ICカードのセキュリティシステム、停電時に電源供給を持続できる受電方式、環境に配慮した自然換気システムなど安心と快適性を極めた先進的な設備を誇っています。


また、ゆとりのあるエレベーターホールやトイレに、自然な外光を取り入れることでワーキング環境をより快適なものにしています。

構造・階数

野村不動産天王洲ビルは、地上26階地下2階の鉄骨鉄筋コンクリート構造です。ほぼガラス張りの外観は、美しく洗練された印象を与えます。


1階にはコンビニやカフェ、2階にはホールを配しています。2階まで吹き抜けとなったエントランスロビーは、明るく開放的でお客様を迎えるにふさわしいスペースです。


3階からのオフィスフロアは640坪超の広で、室内はほとんど柱がない設計となっているため、広々としたオープンスペースを実現しています。


さらに、地下にはタイムズが運営する191台分の駐車場があるなど、利便性にも優れています。

敷地面積・延床面積

敷地面積は11,734.45m²(3,549.67坪)、延床面積は82,602.11m²(24,987.13坪)です。敷地内にある公開空地には緑があしらわれ、心地よく、創造性が増す景観となっています。


大空間を実現したオフィスフロアは、分割することもでき、フレキシブルなレイアウトを可能としています。


出典:野村不動産天王洲ビル|野村不動産
参照:https://www.officenomura.jp/tennozu/outline.html

野村不動産天王洲ビルの特徴4つ

ここからは、野村不動産天王洲ビルの特徴と魅力を紹介しましょう。


東京湾ウォーターフロントのロケーションにあって、洗練されたビジネスタウンである天王洲アイルの中で、野村不動産天王洲ビルはワールドワイドなビジネス拠点としての風格と存在感を示しています。


では、このビルの持つどのような特徴が風格や存在感を創り上げているのでしょうか。以下で詳しく見て行きましょう。

1:制震構造になっている

1つ目の野村不動産天王洲ビルの特徴として、地震や強風による揺れエネルギーを吸収できる、災害に強い建物であることが挙げられます。


これは、当ビルの設計に、制震装置の開発、販売を行う株式会社小堀鐸ニ研究所が携わっているためです。


建設当時の最先端技術であった「高減衰オイルダンパHiDAM」を組み込んだ制震システムを採用することで、優れた制震構造を実現しました。

2:ビジネスタウンに立地

2つ目の野村不動産天王洲ビルの特徴として、ビジネスタウンに立地していることが挙げられます。


天王洲アイルは、「人間の知性と創造性に働きかける環境づくり」を開発コンセプトに掲げ、オフィスを中心とした都市開発とアーバンリゾートしての空間を創造してきました。


綿密な都市計画に基づいて開発されたため、アイル内にはモノレールをはじめ、電車、バスなど交通機関が網羅されているほか、駐車場、駐輪場も数多くあります。ATMやWi-Fiスポットも充実しており、非常に機能性の高いビジネスタウンと言えるでしょう。


さらに、アイルはウォーターフロントという立地を活かした街づくり、エンターテイメントを発信する文化施設やアート空間にも力を注いでいます。


レストランやショップといった商業施設、キッチンカーやマルシェがさらなる賑わいを生み出しています。

3:運河に囲まれている

3つ目の野村不動産天王洲ビルの特徴として、運河に囲まれていることが挙げられます


水辺に囲まれたこの島をボードウォーク(板張りの遊歩道)が取り囲んでおり、水上カフェやレストランとともに憩いの場を提供しています。桟橋から出る屋形船からは、運河を通り抜ける風が感じられるでしょう。


ドラマや映画のロケ地としても数多く使われていることからも、おしゃれな空間であることが窺い知れます。


水や風を感じる心地よい環境が、アーバンリゾートとビジネスアイランドを兼ね備えた空間に、癒しの演出を加えています。

4:テナントは空運業が占めている

4つ目の野村不動産天王洲ビルの特徴として、テナントが空輸業で占められていることが挙げられます。


元JALビルディングであった当ビルには、今も日本航空の本社機能及びグループ会社が多数オフィスを構えています。


空運業関連にとっては、羽田空港へのアクセスの良さがビジネス効率を上げてくれます。その他、キヤノンITソリューションズ天王洲事業所などの大企業が入居しています。


なお、1階にはファミリーマート、サブウェイ、プロントがテナントとして入居している点でも利便性の高さが窺えます。

野村不動産天王洲ビルのメリット3つ

天王洲アイルは、ビジネスタウンとしての機能性の高さ、飲食店、ホテルなど充実の商業施設、アートスペース、劇場などの文化施設、そして景観の良さから、東京の中でも独自の魅力を放っています。


ここからは、そんな天王洲アイルのランドマークタワーとして存在感を示す野村不動産天王洲ビルに入居するメリットを紹介しましょう。

1:スカイウォークで移動が便利

屋根付きのスカイウォークは、天王洲アイル内の駅や主要なビルとつながっており、移動を便利にしています。


信号待ちの煩わしさから解放され、悪天候時にも雨や風に悩まされることなくランチのお店や郵便局などに行けることは、従業員の満足度を上げてくれるでしょう。

2:駅や空港へアクセスしやすい

駅や空港へのアクセスの面では、りんかい線「天王洲アイル駅」まで徒歩約1分、東京モノレール「天王洲アイル駅」まで徒歩約3分、都営バス「りんかい線天王洲アイル駅前」停留所まで徒歩約1分となっています。


さらに、りんかい線で「大崎」までは約8分、東京モノレールでは「浜松町」まで約5分、羽田空港へは約14分、そして都営バスは「品川」まで約11分と、都心、空港へのアクセス性に優れていてビジネスを効率的に展開させます。

3:見通しのいい空間

オフィスフロアは、視界を遮る柱がほとんど見えない設計となっています。見通しのいい開放的な空間は、社内のコミュニケーションをスムーズしています。


また、フロアを分割するなどオフィスレイアウトの自由度が高いので、理想的なワーキング環境を作ることが可能です。


さらに、2,700mmある天井高、配線が視覚に入らない100mmのOAフロア、一面の明るく開放的な窓が、快適な空間を実現しています。


出典:野村不動産天王州ビル|野村不動産
参照:https://www.officenomura.jp/tennozu/floor.html

野村不動産天王洲ビルの周辺賃料相場

天王洲アイル駅近隣の賃料は、坪単価(共益費込)18,000円台~21,000円台が多く見られます。なお、オフィスの広さによって単価は違ってきます。


また、天王洲アイルの内と外でも変わります。賃料は、アイル外の近隣駅周辺の相場よりも高くなる傾向があります。


しかし、一流の企業が集まる洗練されたビジネスアイランドには、代えがたい魅力が満載です。

野村不動産天王洲ビルはビジネスで利便性の高い立地

天王洲アイルは、都心、空港へのアクセス性、アイル内の環境や利便性など、ビジネスタウンとして多彩な魅力を放っています。


加えて、野村不動産天王洲ビルは、先進的で充実の設備、機能的で快適なオフィススペース、お客様を迎えるにふさわしい開放的なエントランスなどが備わっていて、魅力はつきません。


従業員にも、お客様にも満足度が高いオフィス環境となることを疑う余地がないのではないでしょうか。


この利便性の高さを利用し、ワイドに展開するビジネスを支える拠点として行きましょう。

監修

執筆者
中村 優文(Masanori Nakamura)
経歴
早稲田大学大学院卒業。大学院時代では未踏スーパークリエータに認定される。その後、三菱地所に入社し物流施設のアセットマネジメントや営業に従事。 不動産業界の知見とエンジニアリングの知見両方を持ち合わせており、estie proのプロダクトマネジャーとして活躍。 フットワーク軽く社内イベントをよく開催する。
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