オフィス動線計画5つのコツ【生産性UP】事例も交えてご紹介

  • 2021/01/28

目次

  1. 動線とは
  2. 動線計画とは
  3. オフィスの動線計画の基礎情報
  4. 動線計画における注意点
  5. 快適に過ごすための寸法とは?
  6. エリアの種類
  7. オフィスの動線計画におけるポイント
  8. 最後に

動線とは

「動線」という言葉は普段はあまり耳にしないかもしませんが、オフィス設計(レイアウト設計)を行う際には頻繁に用いる言葉です。「日常の生活や仕事で、建物内を人が移動する経路を線で表したもの」を指します。よく耳にする言葉で近しいものは「通路」ですが、オフィス設計(レイアウト設計)において、「通路」という言葉はあまり用いません。

「導線」と取り違える方もいらっしゃいます。が、上述のように、「人が移動する経路を線で表したもの」というように認識すると、取り違えにくくなるかもしれません。 当たり前かもしれませんが、必要な動線が設けられていないと、人と人とがぶつかりやすくなるリスクが高まります。

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しかし、必要な動線を確実に設けるために動線を多くすればより便利になるということでもありません。動線を複雑にすると、コミュニケーションロスの原因にもなりかねないですし、効率低下にもつながるためです。不要な動線を少なくすることは大切なのです。

動線計画とは

店舗やオフィス等の動線を考慮することを動線計画と呼び、オフィスをデザインするうえで重要な3要素(動線計画・ゾーニング・ライフステージ)のうちの1つとなっています。

例えば、

・店舗で入口からレジ、出口までをお客様がスムーズに動けるような計画をする ・オフィスではコピー機や、キャビネットなど人が通ることのできる距離が確保できているのか

等、業務をしていく上で不自由なく、効率的に行動できるように家具や設備を配置する事を指しています。

動線計画をきちんとしていない場合、一番よく通る通路が狭かったり、距離が少し離れている人と打ち合わせしたい時にどの通路を通ればよいか考えてしまいストレスがたまるなど、オフィス内でのコミュニケーションに支障をきたすことが考えられます。

導線計画1

出典:https://designers-office.jp/column/office/page/index.php?id=711

より身近な例だと、住まいの設備や家具配置についてあげられます。

・アイランド型と対面型どちらのキッチンにするかを考える ・子供部屋の位置と、来客用のスペースの位置関係を考える

等も動線計画といえます。

オフィスの動線計画の基礎情報

ユーザビリティー(使い勝手)の高いスペースの計画には、動線計画はとても重要です。計画するうえでの考え方、オフィスにはどのようなエリアがあるのかを理解しておくことが重要です。

動線計画で最も大切なことは、

・ストレスなく行動できること ・各設備が使いやすく往来が楽な事

の2点です。

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全ての要望を取り入れるとかえって複雑になり、オフィスの作業効率が落ちてしまいます。その為、特定の場所に行くには、あそこの通路を通って、ぶつからないように歩くなどといちいち考えずに、感覚的にアクセスできる等、できるだけシンプルに考えることが大事です。

よくある例として、色んな所に直ぐに行けるように複雑な動線を引いてしまうと迷路のようなオフィスになってしまうので気をつけましょう。

動線計画における注意点

・メイン動線の明確化 ・不要な動線の省略化 ・袋小路、行き止まりのない動線 ・災害時にスムーズな避難ができる2方向避難通路の確保 ・法規上の通路幅制限の考慮

メイン動線とは、幹線のようなものです。エントランスからの動線や、通用口への動線などがこれに当たります。 不要な動線の省略化を行う際は、「なぜその動線が必要だと思うか」を考えたり、その動線がない場合に起こり得る不都合を考えたりすると良いでしょう。

袋小路や行き止まりがあると、人の流れに滞りが生じます。突き当たりから戻ろうとする際、他のメンバーが同じ動線に入ってくることを想像すると分かりやすいかもしれません。袋小路や行き止まりは作らず、通り抜けられる動線を組むことで、よりスムーズな流れとなるでしょう。

災害時など、避難をせねばならないタイミングは、大勢が同じ避難口へ向かいます。二方向避難とすることで、1つの避難口への混雑が緩和されます。法規上の通路制限については、後々の検証によって通路幅が足りていないことが発覚することもあります。そうならないためにも、レイアウト設計はプロの会社に任せることが一番です。

快適に過ごすための寸法とは?

オフィスでは、什器を配置する際に、周りのスペースをどの程度設ければ使いやすいか、といった、快適に過ごすことのできる寸法の基準もあります。デスク間や、収納周りの寸法です。この寸法が不足すると、通りにくかったり、物を取りにくかったりする動線を生じさせてしまいます。これを把握することは、移転計画の段階に限らず、その後のレイアウト変更のタイミングなどでも活用できます。

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具体的には、下記の寸法が基本的なものとなります。快適の感じ方は人それぞれ違うため、あくまで標準的な寸法となります。

1.デスクとデスクを背あわせでレイアウトする際

背あわせのデスクとデスク間の幅

・快適な幅:1m80cm ・標準的なの幅:1m60cm ・最低限の幅:1m40cm

2.デスクとデスクを横並びでレイアウトする際

後ろが壁で、キャビネット等の収納が置かれていない場合

・快適な幅:120cm ・標準的なの幅:90cm ・最低限の幅:60cm

3.デスクの後ろに両開きキャビネットをレイアウトする際

・快適な幅:1m70cm ・標準的なの幅:1m40cm ・最低限の幅:1m20cm ※2の寸法に加え、人が1人座り込む際に必要なスペースを加算しています

上記のような基本を把握しておけば、他の動線の寸法を検討する際も役立つと思います。人が通るにあたって、作業をするにあたって、どの程度の寸法を確保したいか、等です。

多く人が通るメイン動線であれば、人と人とがすれ違うことのできるよう加味することを忘れないようにしてください。それぞれの寸法に50cmから70cm程度多く取れば良いでしょう。

エリアの種類

まずオフィスでは、お客様エリア、社員エリアを分けることが多いです。さらに、社員エリアにマグネットエリアを設けることもあります。

お客様エリア

大切なお客様に心地よく過ごしていただくためのお客様エリア。 受付が分かりやすいことはもちろん、受付を終えてから待機する場所が分かりやすい、など一つ一つの気配りがお客さまに心地良く過ごすためのポイントとなります。 お客様が気持ちよく帰っていただけるような動線計画を作ることが重要となっていきます。

社員エリア

社員が多くの時間を過ごす社員エリア。 社員が出勤してから退勤するまで、スムーズに動くことができるような計画を心がけます。 例えば、社員用エントランスの近くにハンガースペースや、ロッカー、行動予定ボードを設ける、等です。

マグネットエリア

マグネットエリアというのは、リフレッシュエリアや、複合機エリア等の磁石のように人が集まってくるスペースです。そういったスペースをどこに配置するかということで、オフィス内でのコミュニケーション量を左右することもあります。窓際のスペースは、明るく、心地よいスペースであることが多いため、社員エリアとするか、お客様エリアとするか、ということを多くの会社様が悩まれます。

オフィスの動線計画におけるポイント

お客様エリア・社員エリアの両者の双方に共通して、以下の5つのポイントが「みんながストレスなく動ける・各設備が使いやすく往来が楽」な動線計画をつくるうえで重要です。以下の5つのポイントをチェックしながら、快適なオフィスを作っていきましょう。

1. メイン・サブ通路は明確になっているか 2. 行き止まりになっていないか 3. 災害時でもスムーズに避難できるか 4. 余分・必要のない動線はないか 5. 通路の幅は法令を守っているか

それでは、上記の5つのポイントについてそれぞれ説明していきましょう。

1.メイン・主要通路は明確になっているか

・入口から直線の通路である ・すれ違っても接触しない幅員

メイン動線を計画するうえで上記2点が重要です。その際、まずはメインの通路を計画し、シンプルに動線計画を考えましょう。シンプルな動線計画を作成することで、移動の際に悩む事も少なく、ストレスなく働く事ができます。往来がしやすい環境であれば、コミュニケーションのハードルも下がり、より生産性があがるでしょう。

またメイン動線だけだと混雑するためサブ動線も設ける必要がありますが、シンプルさを意識しましょう。

2.行き止まりになっていないか

行き止まりの通路があると、来た道に戻る際に、別の人がやってくると自身がメイン通路まで待たなければならず、時間を無駄にしてしまいます。その為、サブ動線同士を繋げ、回遊性を高める必要があります。災害時において安全に非難する点でも行き止まりの通路を作らないことが求められます。

3.災害時でもスムーズに避難できるか

災害時に避難できるような動線になっていないと元も子もありません。その為、作業席から出入り口までの動線・出入り口付近に通行を妨げる恐れがあるものを置いていないか確認する必要が求められます。

4.余分・必要のない動線はないか

いくつか動線を設けた結果、ほとんど通過しない・来客者が通るべきではない道を通過するといったことがあります。その為、実際に自分の足で移動し、従業員の各座席をセットして、色んな場所に向かうにあたって不都合なところはないか確認することが求められます。

5.通路の幅は法令を守っているか

通路の幅は、法令で決まっている為、確保する必要があります。

廊下の幅は

・片側に部屋がある場合は1.2m ・両側に部屋がある場合は1.6m

というのが建築基準法で定められています。

・メイン動線は1.6m以上、サブ動線は1.2m程度 ・デスク間隔は約90㎝ ・デスクと背後の間隔は60㎝(背中合わせの場合は150㎝程度)

が最低限求められるでしょう。

最後に

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出典:https://designers-office.jp/column/office/page/index.php?id=711

快適で作業のしやすいオフィスには、動線計画は必要不可欠です。動線計画や備品や機器の位置が最適化されていると、社員の方はストレスなく業務に当たり、生産性UPを図れます。空間の利用頻度、設備の配置等を踏まえた上で、適切な動線計画を行うべく、専門家に相談してみてはいかがでしょうか。

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